特集
2016/02/13(土)
FROM ELLE WORLD

超ストイック! ハリウッドスターの行き過ぎた役作りを徹底研究

コーエン兄弟の新作『ヘイル、シーザー!』(5月13日公開)に出演するチャニング・テイタムが、6分のタップダンス・シーンのために3カ月準備したと明かして話題になっている。今年のオスカーノミニーでも、エディ・レッドメインがトランスジェンダー役、レオナルド・ディカプリオが壮絶なサバイバルドラマを演じるなど、賞レースにはハードな役作りを伴う作品が多い。しかし、ハリウッドスターが役作りにものすごい時間と労力を注ぐのは今に始まったことではない! さすがのプロ根性を感じさせる、15人の俳優たちの過激な役作りエピソードをご紹介。

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Photo : FOCUS FEATURES

エイドリアン・ブロディ/『戦場のピアニスト』(2002)ウラディスワフ・スピルマン役

役作り: 主人公の苦しみを体感するためにアパートを引き払い、車も売り、たった2つのカバンだけを携えてヨーロッパへ引っ越し。また、30ポンド(約13.5キロ)を6週間で落とす過激なダイエットを敢行。撮影中は身長185センチにも関わらず体重は59キロしかなかった。ピアノや方言のレッスンも受けた。
 
何のために?: エイドリアンが演じたのは第二次大戦下、ナチスの迫害を受けながらも奇跡的に生き延びたユダヤ系ポーランド人のピアニストという役どころで、全編を通じて孤独、空腹、寒さと闘い続ける。「本当にお腹が空いているときに味わう空っぽの感覚、それは自分がいままで経験したことのないようなものだった」とBBCに語ったブロディ。「それは実際に味わうことがなければ演技できないものだった。自分の人生で、喪失や哀しみは経験したことがあったけれど、空腹によってもたらされる死にものぐるいの感情は知らなかった」。迫真の演技で第75回アカデミー賞主演男優賞を獲得した。

Translation & Text: Naoko Ogata

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