超ストイック! ハリウッドスターの行き過ぎた役作りを徹底研究
コーエン兄弟の新作『ヘイル、シーザー!』(5月13日公開)に出演するチャニング・テイタムが、6分のタップダンス・シーンのために3カ月準備したと明かして話題になっている。今年のオスカーノミニーでも、エディ・レッドメインがトランスジェンダー役、レオナルド・ディカプリオが壮絶なサバイバルドラマを演じるなど、賞レースにはハードな役作りを伴う作品が多い。しかし、ハリウッドスターが役作りにものすごい時間と労力を注ぐのは今に始まったことではない! さすがのプロ根性を感じさせる、15人の俳優たちの過激な役作りエピソードをご紹介。
リチャード・ギア/『Time Out of Mind(原題)』(2014)ジョージ役
役作り:
りチャード・ギアは何年にも渡って慈善団体「ホームレス連合」をサポートしてきたため、撮影を始める前にホームレスのニューヨーカーたちと直接話をすることができた。役作りのためにホームレスをやってみた、という報道はさすがに誇張しすぎだが、NYの街中のロケでは離れた場所にカメラを設置して撮影したため、彼を本物のホームレスの男性だと思い込む通行人もいたとか。
何のために?:
自分が演技派俳優として評価されることより、人々がホームレスへの関心を高めることを望んでいたギア。Facebookの非公式ファンサイトに掲載され話題となった、撮影中のひとコマを切り取った写真について以下のようにコメントしている。「その写真は人々の大切な部分に触れた気がする。私はそれが何かを見つけ出し、そしてホームレスとして暮らしている我らが兄弟のために何か良いこと、意味のあることをみんなで一緒にできないか考えたているんだ」
Translation & Text: Naoko Ogata