特集
2016/02/13(土)
FROM ELLE WORLD

超ストイック! ハリウッドスターの行き過ぎた役作りを徹底研究

コーエン兄弟の新作『ヘイル、シーザー!』(5月13日公開)に出演するチャニング・テイタムが、6分のタップダンス・シーンのために3カ月準備したと明かして話題になっている。今年のオスカーノミニーでも、エディ・レッドメインがトランスジェンダー役、レオナルド・ディカプリオが壮絶なサバイバルドラマを演じるなど、賞レースにはハードな役作りを伴う作品が多い。しかし、ハリウッドスターが役作りにものすごい時間と労力を注ぐのは今に始まったことではない! さすがのプロ根性を感じさせる、15人の俳優たちの過激な役作りエピソードをご紹介。

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Photo : courtesy of FOX SEARCHLIGHT PICTURES

ヒラリー・スワンク/『ボーイズ・ドント・クライ』(1999)ブランドン・ティーナ役

役作り: 撮影が開始される数カ月前から、短くカットした髪にバンデージで平らにした胸、男性の服装で外出していたというヒラリー・スワンク。低い声で話すことを練習して、人々に「ヒラリーの兄弟のジェームス」と自己紹介していたそう。
 
何のために?: トランスジェンダーの男性という役を演じるにあたり、人々がどこか違っていると思う相手に対してどう反応するのか理解したかったヒラリー。意欲的な役作りが功を奏し、主人公の内面にまで踏み込んだ繊細な演技で、第72回アカデミー賞主演女優賞を受賞した。しかしながら、その役作りの方法は二度と再現不可能なたぐいのものだったという。彼女は『テレグラフ』紙に以下のように語っている。「もう二度と戻れないけれど、当時私はまだ有名人じゃなかったの。だから隠し立てすることもなかった。人々から『へえ、君はあの女優に似ているね』なんて言われることは全然なかったのよ。今は外に出かけていって、新しい役柄を試してみることなんでできないわ。だって、みんな『あなたはいったい何をしているの?』ってなるだけだから」

Translation & Text: Naoko Ogata

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