特集
2016/02/13(土)
FROM ELLE WORLD

超ストイック! ハリウッドスターの行き過ぎた役作りを徹底研究

コーエン兄弟の新作『ヘイル、シーザー!』(5月13日公開)に出演するチャニング・テイタムが、6分のタップダンス・シーンのために3カ月準備したと明かして話題になっている。今年のオスカーノミニーでも、エディ・レッドメインがトランスジェンダー役、レオナルド・ディカプリオが壮絶なサバイバルドラマを演じるなど、賞レースにはハードな役作りを伴う作品が多い。しかし、ハリウッドスターが役作りにものすごい時間と労力を注ぐのは今に始まったことではない! さすがのプロ根性を感じさせる、15人の俳優たちの過激な役作りエピソードをご紹介。

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Photo : courtesy of UNIVERSAL PICTURES

ジェイミー・フォックス/『Ray/レイ』(2004)レイ・チャールズ役

役作り: 1週間の断食後、毎日のワークアウトと、厳格な食事制限を続けて30ポンド(約13.5キロ)減量。しかしそれは序の口で、フォックスは目が見えないチャールズを真似るために、人工まぶたを目に接着。この装置のせいで、撮影を始めて間もない頃は度々パニックの発作に襲われた。また、撮影のクルーはフォックスが目が見えないということを忘れて度々現場に彼を置き去りにしてしまったとか。さらに、映画に登場する全てのピアノ演奏をマスターし、代役無しでこなしている。
 
何のために?: “ソウルの神様”レイ・チャールズの伝記映画制作に際して、レイ本人から指名をうけたというジェイミー・フォックス。監督のテイラー・ハックフォードはレイ・チャールズがずっと耐えてきた暗闇をフォックスに体得してほしいと思っていた。そのもくろみは見事成功し、「まるで本人が乗り移ったかのよう」と評された神がかり的な演技で、フォックスは第77回アカデミー賞主演男優賞に輝いた。彼は『ニューヨーク・タイムズ』紙の取材で「1日14時間、目が接着されて開かない状態を想像してほしい。それはまさに懲役刑のようなものさ」と語っている。

Translation & Text: Naoko Ogata

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