超ストイック! ハリウッドスターの行き過ぎた役作りを徹底研究
コーエン兄弟の新作『ヘイル、シーザー!』(5月13日公開)に出演するチャニング・テイタムが、6分のタップダンス・シーンのために3カ月準備したと明かして話題になっている。今年のオスカーノミニーでも、エディ・レッドメインがトランスジェンダー役、レオナルド・ディカプリオが壮絶なサバイバルドラマを演じるなど、賞レースにはハードな役作りを伴う作品が多い。しかし、ハリウッドスターが役作りにものすごい時間と労力を注ぐのは今に始まったことではない! さすがのプロ根性を感じさせる、15人の俳優たちの過激な役作りエピソードをご紹介。
レオナルド・ディカプリオ/『レヴェナント:蘇えりし者』(2015)ヒュー・グラス役
役作り:
9カ月に及ぶ撮影期間中、馬の亡骸のなかで眠る振りをしたり、バッファローの生肉を食べたり、凍えるように冷たい川の内外を這いずり回って役柄に没頭した。
何のために?:
アメリカ西部開拓時代に実在した罠猟師ヒュー・グラスの半生と、過酷なサバイバルの旅を描いた『レヴェナント:蘇えりし者』。ディカプリオは主人公ヒューの悲惨な体験に対してできる限り正直でありたいと思っていた。「普段は決してパイソンの生の肝臓なんて食べない」。彼はYahooの取材で答えている。「映画を観れば、僕のそのときの反応を見ることができるよ。なぜなら、アレハンドロ(・ゴンサレス・イニャリトゥ)監督はそのシーンをカットせずに残したからね。それがすべてを語っている。本能的なリアクションさ」。日本では2016年4月22日(金)に公開予定。
Translation & Text: Naoko Ogata