超ストイック! ハリウッドスターの行き過ぎた役作りを徹底研究
コーエン兄弟の新作『ヘイル、シーザー!』(5月13日公開)に出演するチャニング・テイタムが、6分のタップダンス・シーンのために3カ月準備したと明かして話題になっている。今年のオスカーノミニーでも、エディ・レッドメインがトランスジェンダー役、レオナルド・ディカプリオが壮絶なサバイバルドラマを演じるなど、賞レースにはハードな役作りを伴う作品が多い。しかし、ハリウッドスターが役作りにものすごい時間と労力を注ぐのは今に始まったことではない! さすがのプロ根性を感じさせる、15人の俳優たちの過激な役作りエピソードをご紹介。
マット・デイモン『戦火の勇気』(1996)アンドリュー・イラリオ役
役作り:
デイモンは自ら課した厳しい食事法と運動療法で40ポンド(約18キロ)減量。このダイエットがあまりに過激だったため彼の健康は著しく損なわれてしまい、撮影後数カ月は医療管理下に置かれることに。
何のために?:
ヘロイン中毒の脱走兵、という役柄に合わせたいと思うあまり、無茶なダイエットに走ってしまったデイモン。後に自分のやった方法を後悔していると『サン』紙で語っている。「僕は痩せる必要があったから、プロの監修なしのダイエットをやってしまった。そのせいで死にかけたよ。心臓が永久に縮んでいたかもしれなかった、と後で医者に言われたほどさ。本当に良くないことをしてしまった」
Translation & Text: Naoko Ogata