超ストイック! ハリウッドスターの行き過ぎた役作りを徹底研究
コーエン兄弟の新作『ヘイル、シーザー!』(5月13日公開)に出演するチャニング・テイタムが、6分のタップダンス・シーンのために3カ月準備したと明かして話題になっている。今年のオスカーノミニーでも、エディ・レッドメインがトランスジェンダー役、レオナルド・ディカプリオが壮絶なサバイバルドラマを演じるなど、賞レースにはハードな役作りを伴う作品が多い。しかし、ハリウッドスターが役作りにものすごい時間と労力を注ぐのは今に始まったことではない! さすがのプロ根性を感じさせる、15人の俳優たちの過激な役作りエピソードをご紹介。
ハル・ベリー『ジャングル・フィーバー』(1991)ヴィヴィアン役
役作り:
麻薬中毒の女という設定の役柄を演じるために、実際のコカイン常習者の巣窟を訪れた。また、映画を撮影していた10日間のあいだ入浴しなかった。
何のために?:
この作品で初めて映画デビューを果たしたハル・ベリー。撮影中はコカイン中毒の女性ヴィヴィアン役を正確に演じるために風呂にも入っていなかったわけだが、共演者のサミュエル・J・ジャクソンには自分が臭うことを申し訳なく思ったそう。「それは本当よ。サム・ジャクソンに聞いてみて」とベリーは米人気TVホストのウェンディ・ウィリアムズに語っている。「彼はその漂う臭いに耐えなくちゃいけなかったのよ!」
Translation & Text: Naoko Ogata