特集 2018/5/31(木)

うつ病に苦しむ友人への接し方とは?

失恋やキャリアの危機、そして人生における成功まで、いかなるときも側にいて、互いを支え合うのが真の友達というもの。では、友人がうつ病になってしまった場合はどうすれば良いのか。大切な友を支えるためのベストな方法を心理学の専門家に聞いた。

わたしたちを苦しませ続ける情緒不安定。ミレニアル世代だったら“クオーターライフ・クライシス”真っ只中で、お酒の失敗や、給料の低さ、上達しない料理の腕前、そして最近出会ってしまった体目的のカレの話題などで嘆くことも多々あるのでは? 

でも、そんな地雷続きのように感じる日々でも、私たちには自分を正気に戻してくれる親友がいるはず。元カレとのLINEについて深夜に電話したり、お金の問題や親との関係について的確なアドバイスを求めたり。つまり、親友とは、悲しいことがあっても一緒に飲んで、失敗を笑い飛ばして、ややこしい事態になったときに互いに手を差し伸べることができる相手の事。

けれど、相手がうつ病になってしまった場合はどうすればよい?

経験した事のないような重荷をどうやって共有できるか、あるいは完全に理解出来ないものに対してどうやって助言を与えることができるか。イギリスでメンタルヘルスの問題に取り組む非営利団体「メンタルヘルス協会」によると、女性の5人に1人が、うつ病などの問題を抱えており、男性に比べて約2倍近くの女性が不安障害などになりやすいという。

私たちがこういった状況の親友を助けることに慎重になるのは、自分が間違ったことを言ったり、事態を悪化させて、結果として思いやりに欠けてしまうことを恐れているから。

けれども、イギリス屈指のソーシャルメディア心理学者で、キャスターでもあるアーサー・キャシディ博士がこのように語っていることも事実。「友人あるいは同僚としてできる最も大切なことは、人間としての同情や理解、共感を見せることです。」

今回、うつ病の友人への適切な接し方についてキャシディ博士に伺った。

Text&Translation:Naoko Ogata Photo:Getty Images

UK版『ELLE』元記事はこちら

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