うつ病に苦しむ友人への接し方とは?
2018/05/31(木)
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友人の行動が変わったと気づいたらあなたがすることは?

友人であれば、感情の移り変わりや、行動パターンの変化を観察することが簡単にできる。つまり、友人のメンタルヘルスの問題の初期の兆候を察知できるのだ。

「もし友人の情緒が激的に変化したらなるべく友好的に、そして慎重に何があったのか聞いてみましょう。」とキャシディ博士はアドバイス。

「もしプレッシャーを感じているようなら、相手はやつれて、うつむき加減で、長く目を合わせることが難しいでしょう。そして、うつ状態の場合は、話し方がいつもより抑揚がなく、ぶっきらぼうで、短い言葉しか発しません。」

もし友人があなたの質問に対して進んで答えてくれるようなら、事態を早く察知して、適切な支援をすることができる。けれども、相手が自分の感情を話したがらず、あなたの心配が募るような場合はどうすれば良いだろうか。

キャシディ博士は友人と会ったあとに、相手の感情の状態について記録をとることを勧める。

「じっと観察する必要はありませんが、相手がどんな感情でいるかを1から10までで点数をつけましょう。1は幸せそう。10は異常によそよそしくて幸せそうじゃない、という具合に。記録を付けているときに大きな変化を感じたら、そのときこそ行動を起こし、相手と話をするタイミングです」と語る。

心配するような変化に気づいたら、将来についての話題は肯定的に話すように心がけよう。

キャシディ博士はこのような方法も勧める。「休日の短い旅を計画してみましょう。費用をかける必要はなく、日帰りやどこかの都市に滞在する、などがぴったりです。あるいは一緒にソーシャルメディアから離れてみるなど。」

一緒に1週間インスタグラムやフェイスブックなしで過ごすことを提案するのも良いだろう。「自分の生活を他者の暮らしぶりと比べることで気分が落ち込んでしまうことを多くの女性が経験しています。」とキャシディ博士。

友人がうつと闘っているときには、一人じゃないことを伝えることが大切。

Text&Translation:Naoko Ogata Photo:Getty Images

UK版『ELLE』元記事はこちら

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