うつ病に苦しむ友人への接し方とは?
2018/05/31(木)
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無理に共感しようとしない

誰かが心の内を打ち明けてくれたとき、ついつい元気づけようとして「みんな経験していることよ」と言いがち。

これが夜遊びの失敗の話ならいいけれど、うつの場合は友人の心理状態とあなたの感覚を比べるのは不正解。なぜなら、あなたはその“経験”をしたことがないから。時にはどうしようもなかったり、感情が論理を否定したりすることがある。

キャシディ博士はこうアドバイスする。「『いつまでもくよくよするな』という文脈で語ってはいけません。それは助けにはなりませんし、実際とても酷な話です。そういった否定的な返答はその友達を恐怖に陥れて、不安にさせるだけです。」

時には、あなたがどう感じているか想像できない、と伝えることがベストの受け答えだったりする。そうすれば、相手はあなたに分かるように説明しようとするだろう。

それがとても難しいとき、あるいは先手を打ちたいときは、友達と一緒に座って、紙に一本の線を引いてみよう。「左側にその人がしている否定的な考え方についてリストアップしてみましょう。例えば『誰も私を愛してくれない』とか。それから右側に肯定的な現実を書き出せるよう励まして、相手の考え方に潜む欠点をやんわりと指摘してあげましょう。」とキャシディ博士。

Text&Translation:Naoko Ogata Photo:Getty Images

UK版『ELLE』元記事はこちら

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