トロペジェンヌ
オレンジフラワーの香り豊かな、南仏サントロペの名物菓子。ふわふわのパン生地に、上品なオレンジフラワーの香りのクリームをはさんだ、南仏サントロペ生まれのお菓子。かのブリジット・バルドーも大好物で、“トロペジェンヌ”と名付けたのは彼女だというエピソードも。まるでクリームパンやシュークリームのようにやわらかで親しみやすい味わいだ。
- 調理時間:
- 分
- レシピ作成:
- フランス家庭料理研究家/神崎 則子さん
INGREDIENTS材料
4個分
- シロップ
- 水 60cc
- グラニュー糖 30g
- フルール・ドランジュ 小さじ1/8杯
- クレーム・パティシエール
- 卵黄 2個分
- 砂糖 30g
- 薄力粉 20g
- 牛乳 200cc
- 生クリーム 80cc
- フルール・ドランジュ 小さじ1/8杯
- バターロール 4個
- あられ糖 適量
- パウダーシュガー 適量
HOW TO COOK作り方
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シロップを作る。
耐熱容器に水とグラニュー糖を入れ、電子レンジに1分間かけて沸騰させ、グラニュー糖を溶かす。
粗熱がとれたらフルール・ドランジュを加える。
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バターロールは横半分に切り、切り口に1 を全量しみ込ませる。
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クレーム・パティシエールを作る。
ボウルに卵黄と砂糖を入れて泡立て器で混ぜ、薄力粉をふるい入れてさらに混ぜる。
そこへ沸騰直前まで熱した牛乳を少しずつ加え混ぜる。
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3 を鍋に移して中火にかける。
絶えず泡立て器で混ぜながら沸騰させ、なめらかなクリームにする。
ボウルに移してラップをかけ、粗熱がとれたら冷蔵庫で冷やす。
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別のボウルに生クリームを入れ、ハンドミキサーまたは泡立て器で8分立てにする。
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冷えてかたくなった4 を、泡立て器で混ぜてなめらかな状態に戻し、5 を3回に分けて加え混ぜ、フルール・ドランジュを加える。
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2 に6 をたっぷりはさみ(絞り出してもよい)、上面にあられ糖とパウダーシュガーをふる。
冷蔵庫でよく冷やしていただく。
POINT
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※フルール・ドランジュとは、オレンジの花の蒸留水(エッセンス)のことで、製菓材料店で購入できる。手に入らない場合は、レモン汁小さじ1またはレモン表皮のすりおろし少々で代用して。
本場では、直径25cmほどの平たいブリオッシュでつくり、放射線状に切り分けて供されることが多い。ここでは食感が似ている身近なバターロールを使い、食べやすいプチサイズに仕上げた。