8位 アレクサンドル・ペトロフスキー、シーズン6 エピソード12〜
アレクサンドルの行いのなかで一番高く評価出来るのはキャリーがパリに引っ越すための費用を迷いもなく支払った点だ。はっきり言って、このロシア人の彼はキャリーにとって便利な相手でしか無かった。つまり、本心ではそこまで好きじゃないし、友人たちは毛嫌いしているけど、自分の人生に花を添えるためのデートの相手。こういう便利な彼氏というのはしばしば人生の大きな変化のときに現れる。すべてが終わった後、「私ったらどうかしてたに違いないわ。あの男のために吹雪のなかセントラルパークで馬ソリを楽しんでいるふりをしたなんて」と一皮むけた自分に気づくはず。
Text& Translation:Naoko Ogata Photo:HBO