第6位
『カフェ・ソサエティ』
「シャネル」が提供した、ゴージャスでエレガントな衣装も話題になった『カフェソサエティ』はファッション業界人からも太鼓判!
審査員コメント
ハリウッド映画の黄金時代、1930年代。ひとりの若い男と2人の女性との甘くほろ苦い恋愛模様を、ハリウッドとニューヨークの社交界を背景に綴った作品。社交界の煌びやかな表の顔とダークな裏の顔、両面を捉えるクールな視点、交わりそうで交わらなそうでたまに交わる男女の微妙な関係の描写など、随所にウディ・アレン節が炸裂している。30年代のトレンドを纏うヴェロニカ(ブレイク・ライブリー)と、それとは距離を置いた若々しいファッションのヴォニー(クリステン・スチュワート)、2人の女性の外見の描き分けも完璧だ。(青野賢一/ビームス創造研究所クリエイティブディレクター、文筆家)
華やかでノスタルジック。ウッディアレンならではの魅力的な映像が時代背景にピッタリ。ブラックユーモア控えめですが、その分ほろ苦い恋模様がキュートに描かれていて素敵な映画です。(小島藤子/女優)
ウッディ・アレン監督作品の新作は必ず観ていますが、今作は甘酸っぱい要素たっぷりで楽しめる作品。世界観や演出小道具を見るだけでも楽しくて、時代背景に今の気分を重ねたファッションも秀逸です。(中野光章/「バーニーズ ニューヨーク」セールスプロモーション チーフマネージャー)
シリアスな人生だけじゃなくて、どこか自分を笑ってしまうようなアイロニー感があるのも好きです。あと、見どころはやっぱりジュエリー。「シャネル ファイン ジュエリー」の美しい新作にもうっとり。(A.N/エル エディター)
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『カフェ・ソサエティ』(ウッディ・アレン監督/ジェシー・アイゼンバーグ、クリステン・スチュワート)
30年代。スターや業界人たちセレブが夢のようにきらびやかな生活を送る映画の街、ハリウッドと、危険と隣り合わせながら、スリリングで、当時から最先端をゆく都会だった、ニューヨーク。魅惑的なふたつの街の2人の女性に揺れ動く男性心理を描いたロマンティック・コメディ。完璧な妻がいながら、思い出の女性にも忘れられない、どうしようもない男心をジェシー・アイゼンバーグが軽やかに体現。