今年のベスト1はどの作品!? 「エル シネマ大賞2017」ランキング発表
2017/12/20(水)
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第10位

『パターソン』

ジム・ジャームッシュ監督作『パターソン』は、男性審査員からの人気ナンバー1。

審査員コメント

ともすれば見過ごしてしまう日常の些細な事柄に宿る喜びや感動を、文字の詰まったノートやマッチ、カーテンの柄、カップケーキなどの「ぎっしり、びっしりとした小さなもの」に託し、「詩=世界」として静かに描いた上質な作品。この視線こそが「詩」なのである。パターソン役のアダム・ドライバーの抑制の効いた表現が、作品に深みを与えている。パターソンが夜毎立ち寄るバーで流れる音楽のセレクトもジャームッシュらしく秀逸だ。(青野賢一/ビームス創造研究所クリエイティブディレクター、文筆家)

最新SWで敵役レンを演じてる彼が無害無臭の草食系男子をひたすら淡々と演じております。終始地味な映画ですが、ぼんやりとした日常に潜んでいる大切な何かをそっとおしえてくれるいい映画です。なんとなく年下好きの女性向け。 (川上洋平/[Alexandros] ボーカル&ギター、ミュージシャン)

ジムが影響を受けたビート世代的なところもありつつ、ヒップホップも入ってくるという感じが好きです。メソッドマンが出てくるのもたまりません!(小木“POGGY”基史「ユナイテッドアローズ&サンズ」、「ユナイテッドアローズ」原宿本店 ディレクター))

美しく純粋な作品。こんな“イノセント”な映画などあるのだろうか。そして アダム ドライバー。スターウォーズのカイロ・レンよりはるか魅力的なこのパフォーマンスからは言葉無くても伝わる確かな温もり。お見事。(ハリー杉山/タレント、司会、モデル)

  • 『パターソン』(ジム・ジャームッシュ監督/アダム・ドライバー、ゴルシフテ・ファラハニ)

    ニュージャージー州パターソンに住むパターソンはバスの運転手。映画は彼の一日のルーティンを一週間にわたって追う。起床して犬と散歩し、バスを運転し、仕事を終えるといつものバーでビールを一杯。合間にノートに詩を書く。その繰り返し。だがスモールタウンの日常は小さな驚異に満ちている。次々と新しい何かに挑戦する妻。バスの乗客の会話。突然現れた日本の詩人。ジム・ジャームッシュが自らの原点に回帰し、細部に宿るポエジーをすくいあげた珠玉の作品。

    http://paterson-movie.com/

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