今年のベスト1はどの作品!? 「エル シネマ大賞2017」ランキング発表
2017/12/20(水)
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(c)2016 Twentieth Century Fox

第2位

『ラ・ラ・ランド』

音楽の力を再確認できた作品。脚本や起きる出来事は非常に日常的であり、誰もが通るような甘酸っぱい恋の行方なのだけど、そこに音楽が入ることでとても特別なことに感じさせてくれる。ファンタジーでありながらとてもリアルである、作ってみようとするととても繊細で難しい作品だと思う。(清塚信也/ピアニスト)

とにかく、カワイイ、たのしい、面白い! でもそのなかにも夢を追い求める上での葛藤だったり、自分の力ではどうしようもできない恋愛のすれ違いなど、人間の心の機微がしっかりと描かれているから。(シトウレイ/フォトグラファー、ジャーナリスト)

普遍的なストーリーを最高の技術で、夢のような映像に仕上げた「いま」ならではの映画。観るたびに発見や感動があるけれど、いま見ておかないと、あっという間に「懐かしい映画」になりそう。(高山亜紀/フリーライター)

自分のなかでは、完全に伝統芸能、オワコンと見なしていたミュージカルの映画表現にまだこんな可能性があったのか、と驚かされた。西欧音楽文化の中でオペラ→ミュージカルと変遷していった、シング・ライク・トーキングつまり、「しゃべっている言葉がそのまま歌になっていく」というセンスがこれほどまでに体感できた作品はなかった。タラレバの結末は意見の分かれるところだろうが、『君の名は』とのシンクロは、時代の閉塞感の現れなのか。(湯山玲子/著述家、プロデューサー)

結ばれない恋の儚さと夢を追う者の葛藤という鉄板を、スタイリッシュな映像美と切なさを刺激するオリジナル楽曲で最高のロマンティックストーリーに仕上げた傑作! デイミアン・チャゼルの洗練された才能に感嘆し、ライアン&エマのベストカップルぶりに涙しました。(K.T/エル エディター)

  • 『ラ・ラ・ランド』(デイミアン・チャゼル監督/ライアン・ゴズリング、エマ・ストーン)

    ロサンゼルスを舞台に、女優志望の女の子と昔気質のジャズピアニストの恋と夢と現実を描いたラブストーリー。『セッション』で脚光を浴びた若き才能、デイミアン・チャゼル監督がノスタルジックなミュージカルの名作に目配せしながら、現代的でリアルなアレンジを加えているのが楽しい。今年のベストカップル、エマ・ストーンとライアン・ゴズリングがマジックアワーの光に包まれてタップダンスをする場面をはじめ、切なくもロマンティックな場面にうっとりさせられる。

    http://gaga.ne.jp/lalaland/

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