ケリー・ワシントン
ケリー・ワシントンもタブー視されている問題を語ったひとり。
「私は食べることでストレスを発散したわ。ときには気を失うまで、なんでも全部食べた。でも完璧主義の傾向がある私は、自分は図書館にいたとウソをついて、本当はジムやエクササイズに何時間も通っていたの。こういった行動を隠すのは苦痛で孤独で、罪悪感と羞恥心ばかりだった。セラピーに通い初めて、今でも続けているわ。栄養士にも会ったし、瞑想もするようになった。自分の心と体を愛することは、人生をかけて学ぶことだと思う。昔ほど葛藤することはなくなった。セラピーを受けることで、自分の感情と向き合っても大丈夫だと気づいたの。食べ物で不安を押し込むのではなくて、自分自身を表現しても良いということ」
さらにワシントンは2015年にこのように語っている。
「こうしたことを公の場で言うのは、精神疾患の汚名をはらすために重要なことだと思う。私の脳や心はとても大切なもの。なぜ歯をケアするように、これらを大事にしてこなかったのか。歯医者には行くのに、なぜ精神科には行かないの?」
Translation & Text: You Hirano