新郎新婦へ差し入れたい、ハレの日のお祝いBENTO
おかずは全部ひと口サイズ。ほっと落ち着く和食の味わい
渡辺さんの経験から生まれたお祝いBENTOのアイディア。結婚式の当日、新郎新婦は食事がなかなか食べられないもの。そんなとき、一口で食べられるBENTOの差し入れはうれしい。「手軽なミニサイズがいいですね。和食系ならさっぱりして胃にも軽いです」。ハレの日の緊張をほぐしてくれるBENTOはおいしさプラス、気遣いもたっぷり。
- レシピ作成:
- 料理家/渡辺 有子さん
INGREDIENTS材料
作りやすい分量
塩桜とグリンピースのおむすび【作りやすい分量】
- 米 2合
- 昆布(3×3cm) 1枚
- 桜の塩漬け 20g
- グリンピース 100g
- 酒
型抜きだし巻き卵【1本分】
- 卵 3個
- A
- だし 80cc
- 酒 小さじ2
- 薄口しょうゆ 小さじ1/2
- 塩 ふたつまみ
- サラダ油
大根とにんじんの和風マリネ【作りやすい分量】
- 大根 1/8本
- にんじん 1/2本
- きび砂糖 小さじ1
- かつおだし 30cc
- 塩、酢
ゆり根と梅の茶巾【3個分】
- ゆり根 2個
- 梅干し 2個
- 昆布(3×3cm) 1枚
海老のお団子揚げ【作りやすい分量】
- 大和芋 250g
- むき海老(中サイズのもの) 100g
- 塩、揚げ油
りんごと花のフルーツサラダ【8人分】
- りんご 1/2個
- ディル(粗みじん切り) 少々
- レモン汁 小さじ2
- エディブルフラワー(食用花) 適量
- ゴルゴンゾーラ 10g
- オリーブオイル、塩、白こしょう
HOW TO COOK作り方
塩桜とグリンピースのおむすびを作る。
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米は研いでざるにあげ、30分以上おいてから、水360cc、昆布と一緒に30分浸水させる。
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桜の塩漬けの塩をふるい落とし、粗めに刻む。グリンピースはさやから取り出す。
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鍋に1、2と酒大さじ1を加えてざっと混ぜる。
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鍋のふたをして強めの中火にかけて、フツフツと沸いてきたら、一瞬ふたを開けてざっくり全体を混ぜ、ふたをすぐにして、ごく弱火で10分加熱する。
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火を止め、さらに10分蒸らし、昆布を取り出し、全体をさっくりと混ぜて、ひと口サイズの小さい丸いおむすびにする。
型抜きだし巻き卵を作る。
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ボウルに卵を割りほぐし、Aを加えて混ぜ合わせて、一度ざるで漉す。
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卵焼き器をよく熱し、サラダ油大さじ1を熱して全体になじませ、余分な油を捨てる。1の卵液をレードル1杯強を目安に流し入れ、卵焼き器全体に広げる。
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まわりが少し焼けて固まってきたら、手前から3つ折りにする。
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サラダ油少量を足して全体になじませて熱し、2の卵液をレードル1杯分流し入れ3の卵の下にも流して奥から手前に巻く。焼いた卵を奥にずらして、サラダ油少々を薄く熱し、卵液を流し入れて焼く(2の卵液がなくなるまで繰り返す)。
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4の卵焼きをまな板にのせて粗熱を取り除き、冷めたらひょうたん型などで抜く。
大根とにんじんの和風マリネを作る。
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大根とにんじんは皮をむき、5mm厚さの輪切りにして好みの型で抜く。
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にんじんはゆでて流水にとり、水気を切る。大根は塩ふたつまみをふり、なじませておく。
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ボウルに2のにんじんと大根を合わせ、酢大さじ2、きび砂糖、かつおだしを加えて味をなじませる。
ゆり根と梅の茶巾を作る。
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ゆり根は洗って1片ずつはがし、汚れを取り除く。
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小さい鍋に1と昆布、梅干し、水100㏄を入れてふたをして弱火で10分ゆでる。ゆで上がったらざるにあげて水分を切る。梅干しは種を取り除いてほぐす。
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ボウルにゆり根を入れてつぶし、2の梅干しを加えて全体を混ぜる。
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冷めたら8等分にしてかたく絞ったさらしで小さめの茶巾にする。
海老のお団子揚げを作る。
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大和芋は皮をむき、すりおろす。むき海老は塩水で洗って水気を取り、包丁でたたいて、細かくする。
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ボウルに1と塩ふたつまみをよく混ぜる。
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フライパンまたは鍋に揚げ油を中温に熱し、2をスプーンで小さくすくって丸く落とす。
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揚げ色がついてきたら返し、まんべんなく外側がカリッとなるまで揚げて、油をしっかりと切る。
りんごと花のフルーツサラダを作る。
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りんごはよく洗って皮付きのまま、3cm角に切る。
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1にディル、レモン汁、オリーブオイル小さじ1をふる。
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2の水分を切り、ゴルゴンゾーラを細かくちぎりながら加え、塩、白こしょう各適量をふって味を調えて、エディブルフラワーを添える。
photo : Teruaki Kawakami styling : Tomoko Kubota cooking : Yuuko Watanabe