ウォルト・ディズニーの体は極低温で冷凍保存されている!?
ディズニーのアイススケート・ショーや、映画『フローズン』からあなたがどんなメッセージを読み取ろうとも、将来生き返ることができるようにウォルト・ディズニーの体が極低温で永久冷凍保存されたことは一度もない。しかし、この「Waltsicle」(”Walt”とアイスキャンデーの”popsicle”を合わせた造語)説はなかなか根強く、これはカリフォルニアのクライオニクス・ソサエティ(=人体冷凍保存を進める組織)の代表を務めるボブ・ネルソンが、1972年に日刊紙『L.A.Times』で、1966年のディズニー死去の直前に、冷凍保存プロセスについて問い合わせてきた、と明かしたことが大きい。2012年、彼の娘であるダイアン・ディズニー・ミラーはディズニー関連の噂を一掃するために、サンフランシスコにウォルト・ディズニー・ファミリー博物館をオープン。自分の子供が若い子たちに「私のお母さんがあなたのおじいさんは反ユダヤ主義だって言ってたわ」とか「あなたのおじいちゃんは冷凍保存されてるんでしょ?」と聞かれるのを、そのままにはしておけなかった、と語った。
Translation & Text: Naoko Ogata Photo: Getty Images, Aflo