エディターズPICK
2016/03/30(水)
花のプロが解説!

花好きファッショニスタのインスタグラムを抜き打ち審査!

花好きの海外ファッショニスタたちが実践している、リアルな花との暮らしを徹底的にのぞいてみたい! そこで彼女たちのインスタグラムから花のある投稿をピックアップし、さらに多方面で活躍する花生師、岡本典子さんにプロ目線で解説&分析してもらった。さまざまなシーンやスタイルに合わせた、花を取り入れるアイディアは初心者はもちろん、上級者も参考になること必至。あのセレブの花使いの実力はいかに?

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Photo:courtesy of Sophie Buhai via Instagram

フリースタイルならではのセンスが光るソフィー・ブハイ

ジュエリー&インテリアデザイナーのソフィー・ブハイは、どことなくワビサビの薫るオリジナルセンスが注目どころ。

「彼女、モダンですね。これはカスミ草で、他の投稿もほとんどすべてこの花を使っているようです。日本は昔から、メインの花はバラで、その脇でボリューム感を出すためにかすみ草を入れるというのが定番だったんですが、こうやってカスミ草1種類だけをメインにして、まとめて飾る方々も増えてきました。いい風潮ですよね。 
 
花は自然の素材なので、どうしても女性らしくてナチュラルでソフトな印象になる。それを独特なシェイプにモダンなシルバー素材の花器に活けることで、クールな印象にシフトしています。彼女はきっと、どちらかというと花よりも器をどう生かすかを考えているように感じます」 

Photo:courtesy of Sophie Buhai via Instagram

「たとえばこの花器は、フチが特徴的。これに低いものを生けると隠れて見えなくなってしまうので、これを生かす生け方をされているんです。シェイプをしっかり生かしている。ジュエリーデザイナーだからこその感覚なのかもしれませんね」

Photo:courtesy of Sophie Buhai via Instagram

「これはパンパスグラスの穂。ドライなので、花器の高さに対してこれだけ高さがあっても、軽いので飾れています。このオリジナルな見せ方は、逆にプロの飾り方にはないよさがあります。アシンメトリーですが、少しだけ高低差をつけているようにも見える。それも彼女ならではのアイディアですよね。実際、フリースタイルからの発見ってよくあるので、彼女みたいに自分の感覚を自由に楽しむのもいいですね。

教科書的なルールはプロになるなら一度は学ぶべきだけど、そうじゃなかったら楽しむのがいちばん。実際に試してみて、自分がいいと思うことをやってみることが大事です。スクールに通うよりも、とにかく実践することです」

  • 岡本典子(Noriko Okamoto)
    花生師。「Tiny N」主宰。恵泉女学園短期大学園芸生活学科卒業後、渡英。英国で数々の花コンペティションにて優勝や入賞を果たす。日本国内で数々の展示やイベント装花を手掛け、2014年フランス ブルターニュ全土で開催された「Rendez-vous aux Jardins en Bretagne」に写真家・宮元武氏とのコラボレーションで会場空間装花も担当。TVや雑誌、広告などの撮影関係を中心に、展示会、店舗ディスプレイ、婚礼、講師、イベント出店、子育て支援、芸術など多方面の活動に積極的に取り組んでいる。この秋に書籍を出版予定。
    http://tinynflower.com/

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