エディターズPICK
2016/03/30(水)
花のプロが解説!

花好きファッショニスタのインスタグラムを抜き打ち審査!

花好きの海外ファッショニスタたちが実践している、リアルな花との暮らしを徹底的にのぞいてみたい! そこで彼女たちのインスタグラムから花のある投稿をピックアップし、さらに多方面で活躍する花生師、岡本典子さんにプロ目線で解説&分析してもらった。さまざまなシーンやスタイルに合わせた、花を取り入れるアイディアは初心者はもちろん、上級者も参考になること必至。あのセレブの花使いの実力はいかに?

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Photo:courtesy of Lucy Williams via Instagram

さりげなさが巧みなルーシー・ウィリアムズの花使い

ロンドンのファッションブロガー、ルーシー・ウィリアムズも常に生活に花を取り入れているファッショニスタのひとり。

「買った花をそのままバッグに入れていて、とても素敵ですね。ヘデラベリーという比較的丈夫な葉っぱと実なので、バッグに入れても大丈夫ということまで知っているのでしょう。本当にデイリーに花を取り入れていることがうかがえるカットです。海外でもここまでおしゃれな人はそういないのではないでしょうか」

Photo:courtesy of Lucy Williams via Instagram

「テーブルに小瓶を並べて、ごくさりげなくシンプルに1種類の花を飾っています。照明、レザーバッグ、壁、ラグ。それらのシャンパン色から茶、白、グレーの色味に対して、品のある薄くて淡いバラを選んだことで、空間がとてもきれいにまとまっていて素敵です。うるさくないカラートーンの中で、フワフワもあればソリッドなメタルもあり、そこに花もある。そのさまざまな素材感も魅力的です」

Photo:courtesy of Lucy Williams via Instagram

「これはコーナーに飾る際のヒントになりそうです。ワイヤーバスケットの中にガラス瓶を仕込んであり、倒れにくい工夫をされていますね。正直、このバスケットにこの長さだと、ユリが咲くとバランスが崩れてくるので長すぎる。でもきっとここに飾って楽しむのは今だけで、この後彼女はどんどん枝を短く切り戻しながら場所や花器を変えて楽しんでいくのでしょう。だからこそ、今こういう楽しみをされているんだと思います」

Photo:courtesy of Lucy Williams via Instagram

「存在感のあるものをひとつ、なんてことのないコップに入れて。そして横では、積み上げた本の上にお気に入りの靴を乗せてある。ひとつひとつの高低差を絶妙な高さで飾っている好例です。さりげないのにリズム感もありますよね」

Photo:courtesy of Lucy Williams via Instagram

「エリンジュームを、横からじゃなく上から撮っているところが、この花をわかっている証ですね。上から見ると星のような開いたフォルムがよくわかりますから。周囲にはティーカップやレンズの丸、ソファや本やカメラの外枠の四角など、単純な形が散りばめられている中で、有機的な花が映えています。さりげない計算がいっぱいあって、本当にフォトジェニックな暮らしをされている方ですね」

  • 岡本典子(Noriko Okamoto)
    花生師。「Tiny N」主宰。恵泉女学園短期大学園芸生活学科卒業後、渡英。英国で数々の花コンペティションにて優勝や入賞を果たす。日本国内で数々の展示やイベント装花を手掛け、2014年フランス ブルターニュ全土で開催された「Rendez-vous aux Jardins en Bretagne」に写真家・宮元武氏とのコラボレーションで会場空間装花も担当。TVや雑誌、広告などの撮影関係を中心に、展示会、店舗ディスプレイ、婚礼、講師、イベント出店、子育て支援、芸術など多方面の活動に積極的に取り組んでいる。この秋に書籍を出版予定。
    http://tinynflower.com/

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