最後はローラ・ジャクソンのおしゃれライフをパトロール。

「このバスルーム、素敵！　置く場所も取らず、お風呂に浸かりながらも眺められるハンギングをうまく取り入れていて、バスルームの飾り方としても文句ないです。グリーンの濃淡があるからそれぞれがいっそうきれいに見えるし、葉っぱの大小もつけてさりげなくバランスをとっている。好きじゃないと毎日の水やりが大変だと思うけど、ちゃんと手入れもされていてすごい。こんなバスルーム、夢ですね」

「シンク回り。花器にキャニスターを活用しています。ずん胴で安定感のある器に対し、横幅3倍以上の広がりで、これだけ自然に飾れるというのはとっても上手だと思います。しかも左右で若干アシンメトリーなのも絶妙。たぶん野バラに見えるので、きっと庭から採ったのではないでしょうか。葉っぱのついた感じもすごく素敵。手を洗う状況を想像するとたまらないですね。目の前に顔をつっこんで花に埋もれているような高さにしているのが、すばらしい。香りも思いきり近づくのでしょう。花を飾る高さによって、楽しめる具合が何倍にも変わるので、高さはとても大事」

「ふつう卓上で対面で座るとき、ここまで大きいアレンジだと視界の邪魔になって不快を感じることがありますが、この場合は中途半端な高さではないし、上に広がっていて透明のガラス瓶も使っているので、思ったほど邪魔じゃなさそう。彼女も瓶のなかで茎をしっかりスパイラル状にしていて◎ですね。大きなテーブルがある人は、おもてなしのアレンジとして試してみてもいいでしょう」

「ガーリックフラワーを思いきりバゲットに飾っています。お料理にも上手に花を取り入れているとはさすがです。人参の花は食べても人参の味がするので、これもガーリックの風味付けとして味の計算もされているのでしょうか。グリーンが敷かれているから余計に花も映えている。アイディアがとてもいいですね」

「彼が花束を買ってきてくれたのですね。彼が彼女にあげる花は、どうしてもいわゆるる“ザ・花束”になりがち。でもここで選んでいる花材はそうじゃなく、葉っぱが豊富なところが好きです。これをもらえるって、相当感性がいい。彼女も彼も、どちらもすばらしいですね。まさに花のある暮らしの体現者といえるでしょう」