その噂、オフホワイト? 身バレ・過去バレ・炎上時代を生き抜くためのサバイバル術
2017/12/19(火)
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炎上サバイバル術4

すでに知っていた人は貴重な財産

例えば、今の知り合いにはあまり知られたくない過去の職業や経歴、あるいは秘密の恋のお相手などでも、一部のごく親しい友人だけはもともと秘密を共有していたり、すでに打ち明け済みだったりすることは多いと思います。
以前、私と同じようにセクシー女優業を経て漫画家をされている峰なゆかさんと雑誌でお話をさせていただいたとき、セクシー女優としてデビューする際に用意した秘策を伺って大変感銘を受けたことがあります。なんでも、デビューが決まったときに親しい友人を集めて、「これからセクシービデオに出るけど、もし学校でそんな噂を聞いたら、『え?今更?知らなかったの?どうして今頃になって騒いでるの?』という態度をとって欲しい」とレクチャーしたとか。

人は、自分が入手した情報が古い、ということがわかるとそれによってざわつくことが無くなりますから、これはとても良い手段です。秘密を共有していて、味方になってくれる友達には、協力してもらって、なるべく火が燃え上がらないようにするのはベターな策かもしれません。

Text: Suzumi Suzuki Photo: Getty Images

  • 鈴木涼美/社会学者、作家。1983年東京都生まれ。慶應義塾大学環境情報学部卒。東京大学大学院学際情報学府修士課程修了。記者として在籍した日本経済新聞社を退社後、執筆業を中心に活動。著書に『身体を売ったらサヨウナラ 夜のオネエサンの愛と幸福論』(幻冬舎)や『「AV女優」の社会学 なぜ彼女たちは饒舌に自らを語るのか』(青土社)、『愛と子宮に花束を』(幻冬舎)、『おじさんメモリアル』(扶桑社)など。最新の著書は『オンナの値段』(講談社)。
    Twitter:@Suzumixxx
    http://lineblog.me/suzukisuzumi/

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