グレタ・ガーウィグがオスカーで監督賞を獲れなかった10の理由
2018/03/06(火)
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リナ・ウェルトミューラー(Lina Wertmüller)、ジェーン・カンピオン(Jane Campion)、ソフィア・コッポラ(Sofia Coppola)、キャスリン・ビグロー(Kathryn Bigelow)Photo:Getty Images

女性監督のノミネーションは90分の1の確率

90回目を迎えるアカデミー賞の歴史において、監督賞にノミネートされた女性監督はわずか5人。つまり、男性監督89人に対し、女性監督1人が選ばれてきた計算だ。グレタのノミネーションは、リナ・ウェルトミューラー(『セブン・ビューティーズ』)ジェーン・カンピオン(『ピアノ・レッスン』)、ソフィア・コッポラ(『ロスト・イン・トランスレーション』)、キャスリン・ビグロー(『ハート・ロッカー』)に続く快挙となった。2010年にビグローが女性初の監督賞を受賞した瞬間を振り返り、「とても勇気づけられて、もっと私にもできると思えた。監督になることを夢見る多くの女性たちも同じ気持ちだったと思うわ」と語るグレタ。2017年度を代表する女性監督として、ディー・リース(『マットバウンド 哀しき友情』)、パティ・ジェンキンス(『ワンダーウーマン』)、アンジェリーナ・ジョリー(“First They Killed My Father”)、マギー・ベッツ(“Novitiate”)らの名前を挙げ、「将来、フィルムメイカーの男女比が50/50になる日が来る」と断言する。そのときがきたら、アカデミー賞の様相も変わってくるはずだ。

ディー・リース(Dee Reese)パティ・ジェンキンス(Patty Jenkins)アンジェリーナ・ジョリー(Angelina Jolie)マギー・ベッツ(Maggie Betts)

Text: Yuki Machida  Photo: Getty Images, Universal Pictures

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