マーティン・マクドナーも外れたほどの激戦区
今年の監督部門は、例年にも増して激戦区。賞レースをとおして確実な結果を残してきた『スリー・ビルボード』のマーティン・マクドナーが、まさかのノミネート落ちとなり、ゴールデングローブ賞ではノミネートされていた、オスカーの寵児、スティーヴン・スピルバーグ(『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』)もリドリー・スコット(『オール・ザ・マネー・イン・ザ・ワールド』)も落選したほど。『ファントム・スレッド』のポール・トーマス・アンダーソンの候補入りはサプライズだったが、グレタは、そんな激戦区でトップ5入りしただけでも快挙といえる。
Text: Yuki Machida Photo: Getty Images, Universal Pictures