グレタ・ガーウィグがオスカーで監督賞を獲れなかった10の理由
2018/03/06(火)
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グレタ・ガーウィグ(Greta Gerwig)Photo:Getty Images

とはいえ黄色の「ロダルテ」で授賞式での存在感は抜群

まばゆい黄色の「ロダルテ」のドレスでオスカーに臨んだグレタ。オスカー像は手にしなかったけれど、授賞式のカメラに映る頻度は誰よりも多かった。オープニングでは司会のジミー・キメルが賛辞を贈り、長編ドキュメンタリー部門ではローラ・ダーンと手をつないでプレゼンターを務めた。授賞式中盤には、Time’s Upムーブメントのキャンペーン映像でトリを務め、未来のフィルムメイカーに向けて「あなたの映画を見せてほしい」と呼びかけた。グレタがノミネートから外れた1月のゴールデングローブ賞授賞式では、プレゼンターを務めたナタリー・ポートマンが「こちらが“男性ノミニー”の皆さんです」と皮肉を込めた紹介をして話題となったが、オスカーではエマ・ストーンが、「こちらが4人の男性監督とグレタ・ガーウィグです」と異例の名指し紹介。最後に作品賞を受賞した『シェイプ・オブ・ウォーター』のデル・トロが、壇上から若いフィルムメイカーにエールを贈ると、目を輝かせるグレタにカメラがフォーカスした。受賞を逃したからこそ、心に響くスペシャルなメッセージ。オスカーにおいて存在感を発揮したグレタが、さらなる夢と目標を胸に前に進む姿が楽しみでたまらない。

Text: Yuki Machida  Photo: Getty Images, Universal Pictures

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