「梅干しを作れるオンナ」になりたい!
「自家製の梅干し」が作れるなら、それだけでもう「素敵なニッポン女子」と名乗ってOK。UME初心者に贈る梅干しの“いろは”連載、最終回はいよいよ「梅を干す」の巻!
梅雨が明けて夏の太陽がギラギラし始めたら、いよいよ本格的な夏到来。土用干しを始めるタイミング! 「土用の丑の日」で知られる「土用」とは、「四立(立春、立夏、立秋、立冬)」の前の18日間のことで、梅を干すのにちょうどよいのは立秋前の18日間。つまり、梅雨明けからお盆前くらいの期間をさすのだそう。本漬けが終了した梅を、夏の厳しい天日に当てて干すことで余分な水分が飛び(殺菌効果も!)、梅の保存性がより一層上がるというわけ。きじま家の夏の風物詩がこの写真。盆ザルにたこ糸をつけて吊り下げる“ハンモック”にゆられた梅が気持ちよさそう! 直射日光が当たり風通しのいい部屋があるなら、室内でも大丈夫。外に干す場合は、夕立などで今までの努力がムダにならないよう、できればお出かけの予定のない週末などに干すのが賢明だ。
>>盆ザル&たこ糸なんて、スペース的にも無理!という人には
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きじま りゅうた/Ryuta Kijima & Great Mama!
料理家。東京 都出身。祖母は料理研究家の村上昭子、母は料理研究家の杵島直美(左)という家庭に育ち、幼い頃から料理に自然と親しむ。男性のリアルな視点から考えた 「若い世代にもムリのない料理」の作り方を提案している。現在は「NHKきょうの料理」などのテレビや雑誌、イベント出演を中心に活動している。著書も多 数。
Instagramで美味しい毎日を発信中! @ryutakijimaきじま家恒例の「梅干し教室」に参加したい人はこちらまで。
photo : Ryuta Kijima