おやつを食べるなら「せんべい」ではなく「クッキー」
油脂分もあり軽い食感でついつい食べ過ぎてしまいがちなクッキーが、せんべいよりダイエット向きなんて!?
「せんべいは炭水化物、つまり糖質のみで構成されています。それに比べるとクッキーには、炭水化物、タンパク質、脂肪が含まれている。一見それは太りそうに思えるかもしれませんが、糖質を摂る際に脂肪やたんぱく質と一緒に摂取する方が、血糖値が上がりにくいのです。血糖値が急に上がると、余分な糖が脂肪として蓄積されます。それが肥満などの原因になると考えられています。ですから、せんべいよりクッキーが血糖値の急上昇を抑え、結果として、太りにくいおやつだ、と言えるのです。でももちろん、食べ過ぎはだめですよ!」
photo : Getty Images cooperation: Kayoko Adachi
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足立香代子(あだち かよこ)
一般社団法人臨床栄養実践協会理事長。せんぽ東京高輪病院名誉栄養管理室長。医療現場で栄養面から患者をサポート、栄養摂取量に基づいた低栄養や、生活習慣病患者の栄養診断に基づいた栄養指導法に定評がある。テレビ、ラジオなどメディアでの活躍も多数。近著に『糖質を味方にするズルイ食べ方BEST 100』(ワニブックス)など。