＜しくじり事件をプレイバック＞
カニエの間違いだらけなSNS活用術
日頃から俺様発言が多いカニエ・ウェストは、SNS活用術も俺流。２度目のコレクションもファッション評論家にディスられ、デザイナーとして行き詰まった彼はなんとバレンタインデーにツィッターでマーク・ザッカーバーグに10億ドルの投資を申し込み。それもなにやら上から目線で、「ザッカーバーグはカニエに投資する。俺が素晴らしいアーティストとわかるはずだから」とも！ さらにはマークの誕生日を間違え、「今日が君の誕生日だということはわかっている。電話をくれ」とつぶやいてしまった珍事件。
 
＜考察＞
ミレニアル世代といえども巨額投資をSNSで申し込むのはビジネス・ルールに反している上、マークはツイッター社のライバルであるFacebookのCEO。申し込むのならFacebookを使うべきだった。しかも投資してもらう立場であれば、上から目線な物言いは絶対NG。「初めまして」の挨拶前に相手の気分を損ねてどうするの？　さらにビジネス相手の個人情報（資産はもちろん、家族構成や各人の誕生日、好きなものや嫌いなもの、ペットの種類や名前など）を可能な限り把握しておくのは、基本中の基本。些細な事から共通点が判明したり、意気投合することだってあるのだから。情報収集にSNSやネット検索を活用しなくてどうする？　カニエのしくじりはまさに“仕事ができない”ビジネスマンの証明。とはいえ、彼の間違いだらけのSNS活用術を反面教師にするのはアリでしょう。
 
＜教訓＞
SNSの使いよう、上手にやれば大成功、失敗すれば恥の上塗りが待っている。ということで、ビジネス上での使い方には最新の注意を。