特集 2014/11/21(金)
『エル・ジャポン』1月号連動企画

エル・エディターが選ぶ! 今年のMYベストBOOK

今年も残すところあと1カ月。『エル・ジャポン』1月号(11月28日発売)の特集「私を変える本が読みたい」と連動した特別企画として、エル・エディターたちが1年を振り返って、“今年読んだ本のベスト3”を選出。洋書から小説から漫画まで、それぞれの得意分野でセレクトした渾身のベストBOOK、冬休みに楽しむための本選びの参考にどうぞ!

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「エル・オンライン」カルチャーエディターM

選出テーマ/恋愛観を見つめ直すエッセイ
 
1位/『恋愛論 完全版』橋本 治
巷で語られる“恋愛論”とは一線を画す、作家・橋本 治さんの鋭い洞察と分析、斬新な発想に目からウロコが連続のエッセイ。講演が元になっているため語り口は軽妙で、すいすい読める一方、そこに書かれているものは“恋愛哲学”というべきもの。一文を咀嚼するのに止まっては考える、の繰り返しで、これから何度も読み返すであろうこと必至。「恋愛とは何か?」をとことん追求した、噛みごたえありまくりの名著です!
 
2位/『恋とセックスで幸せになる秘密』二村ヒトシ
女性と性を知り尽くしたエキスパートとして、現代女性の恋の悩みに真摯なアドバイスを送り続ける二村ヒトシさんの代表作。恋愛で重要なのは自分と相手の“心の穴”を知ること、と説く二村さん。ときに耳が痛い&見ないふりをしたくなる問いかけもあれど、そこを突き詰めずして前進なし! と己に喝を入れ、過去の恋愛を振り返り、徹底的に自己と向き合うきっかけになった1冊です。(※本書は、大幅加筆され『なぜあなたは「愛してくれない人」を好きになるのか』と改題、文庫化されています)
 
3位/『恋愛作法 愛についての448の断章』宇野千代
愛に生き、年老いてもなお恋することを恐れなかった宇野千代さんが、過去に愛した男性とのエピソードを赤裸々に綴ったエッセイ。当時からすればかなり先を行っていたであろう“恋多き女”宇野さんの恋愛観は、とにかくポジティブ! うじうじ思い悩むことなく、ときに相手の度胆を抜くような驚異の行動力を見せる宇野さん。周囲から後ろ指をさされることも多々あったであろう大正~昭和という時代に、気持ちに正直に、全身全霊で恋愛に向き合った宇野さんのパワフルな生き方に勇気をもらえます。

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