エル・エディターが選ぶ! 今年のMYベストBOOK
今年も残すところあと1カ月。『エル・ジャポン』1月号(11月28日発売)の特集「私を変える本が読みたい」と連動した特別企画として、エル・エディターたちが1年を振り返って、“今年読んだ本のベスト3”を選出。洋書から小説から漫画まで、それぞれの得意分野でセレクトした渾身のベストBOOK、冬休みに楽しむための本選びの参考にどうぞ!
「エル・オンライン」アシスタントエディターM
選出テーマ/ラテンアメリカに妄想トリップ!
1位/『LODOWN Magazine MAY/JUNE 2014』
海外のストリート系雑誌が大好きなのですが、今年いちばんのヒットはベルリン発の雑誌『LODOWN Magazine』5・6月のブラジル特集号でした。ガイドブックに載っているようなラテン全開の明るいブラジルではない、憂いも感じさせる独特のビジュアルやリアル感に惹かれます。内容は気鋭のフォトグラファーによるストリートの写真からアート、音楽、建築まで多岐にわたり、南米好きのみならず楽しめる内容。ぜひ手に取ってみてください!
2位/『百年の孤独』ガブリエル・ガルシア=マルケス
ご存知、コロンビアのノーベル文学賞受賞作家、ガルシア・マルケスの傑作中の傑作。昔から読みたいと思い手元にはあったのですが、今年4月にガルシアが死去したこともありついに読破しました。たくさんの幻想的な挿話に引き込まれながら、まさに圧巻のクライマックスに向けて一気読み。読了後に何ともいえない余韻が残る作品です。うっかり平日に読み始めると寝不足で苦しむことになるので、休日に読むのがオススメです!
3位/『オアハカ・リンド メキシコのキュートな町』アンダーソン優子
メキシコ南東部に位置するオアハカは、抜けるような青空とパステルカラーの街並みが可愛いらしい街。雑貨やテキスタイルもカラフルでキッチュなものばかり。メキシカンムードたっぷりなホテルに泊まってみたい! 写真も綺麗なので、暇さえあれば眺めて妄想トリップを始めてしまう1冊です。