特集 2014/11/21(金)
『エル・ジャポン』1月号連動企画

エル・エディターが選ぶ! 今年のMYベストBOOK

今年も残すところあと1カ月。『エル・ジャポン』1月号(11月28日発売)の特集「私を変える本が読みたい」と連動した特別企画として、エル・エディターたちが1年を振り返って、“今年読んだ本のベスト3”を選出。洋書から小説から漫画まで、それぞれの得意分野でセレクトした渾身のベストBOOK、冬休みに楽しむための本選びの参考にどうぞ!

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『エル・ジャポン』フィーチャーディレクターN

選出テーマ/洋書&翻訳本
 
1位/『地図と領土』ミシェル・ウエルベック
長編第一作『素粒子』で世界中を痺れさせたフランスのカリスマ作家、M.ウエルベック。待望の新作は、パリの有名文化人が続々と実名で登場(作者本人も!)する虚実入り混じった現代アートの世界が舞台。若手アーテイストが資本主義に取り込まれ伝説の画家になる姿を、知性とユーモア、皮肉を効かせてグイグイ読ませ、後半は「ここまでやるかっ」という驚愕の世界へ……! ゴンクール賞を受賞した鬼才の新境地といえる傑作です。
 
2位/『ゴーン・ガール』ギリアン・フリン
NYで美しいエイミーと恋に落ちたライターのニック。結婚後田舎町に移住するが、突然、妻が失踪。ニックは嫌疑をかけられ……。デヴィッド・フィンチャーにより映画化された話題のミステリー。とにかく予想外の展開につぐ展開に、久しぶりに大興奮! ダークな“キャリー・ブラッドショー”(「SATC」)ともいうべき妻エイミーをリアル感満載で描いたのは、TV界出身の女性作家ギリアン・フリン。結婚の“闇”、女の怖さに圧倒される衝撃作です。
 
3位/『The private diaries of Catherine Deneuve』カトリーヌ・ドヌーヴ
女優カトリーヌ・ドヌーヴが、出演映画のエピソードや私生活を綴った日記。トリュフォーなど名監督たちとの撮影秘話、審査員を務めたカンヌ映画祭の舞台裏、亡くなった姉への想い……映画ファンにはたまらない貴重なエピソードの数々を、率直な文章で赤裸々に語っています。フランスを代表する女優になっても、仕事に情熱を燃やし、更なる成長を求めて日々格闘するドヌーヴ。ひとりのキャリアウーマンの奮闘記としても勇気をもらえた一冊です。

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