スーパーボウル2017もっとも物議を醸したCM10
30秒で500万ドル、1分で800万ドル(約9億円)とも言われるスーパーボウル放送時のコマーシャル。とんでもない数の視聴者が観る広告枠をとんでもない額で購入するだけあって、毎年50を超える(公式HPでは今年は56!)企業・団体がそのCMに懸ける情熱は相当なもの。そのなかからUS「エル」が2017年のベスト10を選出。どうやったの!? と驚くものから、物議を醸したメッセージ系までずらり勢揃い。
7.「FX」(「Feud:Bette and Joan」)
https://www.youtube.com/watch?v=jeHDcAhuihE
スーザン・サランドンとジェシカ・ラングという恐怖系女優2大巨頭が主演するドラマ「Feud(原題)」がスーパーボウルCMに登場。このふたりを並べてライアン・マーフィがどんな怖いドラマをつくるのかと思ったらタイトル通り、テーマは60年代にハリウッド全体を巻き込んだ、ベティ・デイヴィスとジョーン・スモールズという大女優ふたりの壮絶な確執と闘いを描くとあって話題騒然。
仕事と恋愛、両方が絡んだ嫉妬と憎悪、撮影現場での壮絶ないじめと報復繰り返した大女優たちのキャットファイトとあってはハリウッド・ファンにはたまらないけれど、さすがにスーパーボウルを観ている途中にこのCMはびっくりかも。ライアン・マーフィ製作のドラマファンにとっては、スーパーボウルの合間にその一部をチラ見できたのはいいけれど、これでますます早く見たくてたまらなくなってしまった人も多いはず。
Translation : Yoko Nagasala