『ラ・ラ・ランド』を10倍楽しめる映画BEST8
2017/02/22(水)
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7/7

おまけ:デイミアン・チャゼル監督といえば、やっぱり『セッション』!

『セッション』(2014年)

『ラ・ラ・ランド』が評価されている理由には、これまで何人もの監督が、“ハリウッド黄金期”のミュージカル映画を復活させようとして、叶わなかったことが影響している。長編デビュー作『セッション』で鮮かに登場し、今年32歳になったばかりのデイミアン・チャゼル監督。ジャズを愛するこの若き新鋭が、“ハリウッド黄金期”のミュージカル映画にオマージュを捧げ、先人たちの想いを叶えようとしている。その姿に、ハリウッドの映画人は共感を覚えているのだ。

<ストーリー>
音楽への夢を抱き、名門音楽大学への入学を果たしたニーマン。ドラムが専攻の彼は、鬼教師フレッチャーのバンドにスカウトされる。そこに待ち受けていたのは、執拗に学生を追いつめるほど厳しいレッスンの毎日だった。

Text: Takeo Matsuzaki Photo: Getty Images, Aflo

  • 『ラ・ラ・ランド』
    LAの映画撮影スタジオのコーヒーショップで働く、女優の卵ミア(エマ・ストーン)は、ジャズピアニストのセバスチャン(ライアン・ゴスリング)と出会い、恋に落ちる。成功の階段を駆け上がっていく過程で、すれ違っていく、ふたりの関係・・・・・・。ジャズ・ドラマーをテーマにした『セッション』でアカデミー賞3部門を受賞した新鋭デミアン・チャゼルのジャズ3部作の完結編。見事なジャズシーンに、今回はさらにダンス・パフォーマンス要素を増やして、センチメンタルな若い恋の行方を華やかなミュージカルに仕上げた。往年のハリウッド女優のような、エマのグラマラスなファッションも見どころ。2017年2月24日(金)、TOHOシネマズみゆき座ほかで公開予定。

  • 松崎健夫(まつざき・たけお)
    映画評論家。『キネマ旬報』などに寄稿し、『WOWOWぷらすと』『ZIP!』『japanぐる〜ヴ』に出演中。共著『現代映画用語事典』ほか。

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