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写真:3月に汐留の「パークホテル東京」で開催された、ローンチパーティー“COVERED TOKYO: PARK NIGHT 2014”にて。ドローイングで話題の鈴木ヒラク氏と、ジャズピアニストのスガダイロー氏による即興セッションが行われ、鈴木氏のライブドローイングが「パークホテル東京」の大型スクリーンにダイナミックに映された。

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一回性と身体性の高いパフォーマンスアートが旬

ファッションやメイクにトレンドがあるように、アートも時代ごとに新しい動きを見せている。いま押さえておくべき、東京の最旬アートムーブメントとは?
 
「最近では、東京のギャラリー“第三世代”を自負するギャラリストたちが“COVERED TOKYO”というプロジェクトを始めています。この企画に参加している、谷中の『タリオンギャラリー』や、結城加代子さんらをはじめとする彼らの動きに注目していると、面白い潮流に出会えそうです。また最近の特徴として、一回性と身体性の高いパフォーマンスアートはアート関係者たちも注目する流れですね。ギャラリーやミュージアムに限らず、劇場やその周辺での経験が欠かせないものになってきています」
 
インターネットを通して、バーチャルにあらゆる情報を共有&保存できる時代だからこそ、一度きりのアートや身体性の高いパフォーマンスは新鮮。その場で体感できる“生”のパフォーマンスは、アートビギナーにとっても刺激的なジャンルかもしれない。

  • COVERED TOKYO
    「KAYOKOYUKI」の結城加代子氏を中心に、次世代を担うギャラリーとして注目を集める「TALION GALLERY」、「nap gallery」、「HAGIWARA PROJECTS」の4つのギャラリーによる共同アートプロジェクトとして2012年より始動。若手ギャラリストによる情報発信サーキットであるだけでなく、個人や企業、公的機関などと連携して活動することで、アートを取り巻くシステムを更新し続けるニューウェー ブとして話題を集める。
     
    参加ギャラリー/KAYOKOYUKITALION GALLERYnap galleryHAGIWARA PROJECTS
    http://www.coveredtokyo.com/

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cooperation : Nakako Hayashi

  • 林 央子
    編集者。国際基督教大学を卒業後、1988年に資生堂入社。『花椿』編集部を経て2001年よりフリーランスに。女性誌やカルチャー誌でファッションやアート、写真、本など幅広い分野で執筆活動を行う傍ら、2002年に自費出版したインディペンデントマガジン『here and there』をコンスタントに発表している。著書には、『パリ・コレクション・インディヴィジュアルズ』『パリ・コレクション・インディヴィジュアルズ 2』(共にリトルモア)『拡張するファッション』(P-Vine Books)。
    http://www.nakakobooks.com/

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