川崎貴子さんが指南! タイプ別・男の育て方
理想の男性に出会えないと嘆いたり、パートナーがいても関係性に不満を抱えている女性は多いもの。ならば、そんな受け身な恋愛体質は返上して、恋愛が上手くいくよう女性側が男性を育てればいいのでは!? そこで、「女のプロ」の異名を取る川崎貴子さんが、“男性を育てる”極意をレクチャー。セレブカップルを例に、それぞれのタイプ別に“男の育て方”をたっぷり伝授します!
男の度量が問われる。彼を立てることを忘れずに!
【格差型】レディー・ガガ&テイラー・キニー
最近婚約したばかりのガガは、知名度や経済面で女性のほうが格上というパターン。格差型が難しいのは、格差に甘えて何もしなくなる男もダメだし、格差に潰される男もダメ。男の度量が最も問われるんです。
世間では、みんなが格上(妻)のほうを見るし、格上の人とコンタクトを取りたがります。女性が格上のカップルの場合、男性が「どうせ俺なんて」と、卑屈になりやすいんです。ポイントとしては、外では主語を「彼」にしてあげること。「彼が○○してくれたのよ」「彼が~」と、男性を立ててあげることです。「彼のおかげで私はこんなに幸せな結婚生活を送れています」と、対外的にアピールするといいでしょう。ふたりの間でも、「私にとってあなたはなくてはならない人なのよ」ということを日常の言動でサブリミナル的に伝えるんです。そうやってバランスを取るといいと思います。
格差や年の差は確かに男女関係の障害になることがあります。ただし、メリットもあります。たとえば、通常、男と女は違うのに、わかり合えると思ってしまう幻想が、恋愛期間にはありますよね。それが男女間のいろいろな問題を引き起こしているんです。でも年の差や格差があると、前提として「察してもらえる」「話さなくてもわかる」ということがないので、話さないと大変なことになるという危機感がお互いにある。そこが逆にいいんですよ。「なんで察してくれないの?」とならず、一生懸命伝えようと、コミュニケーションをさぼらないからです。
そもそも格差型は男性のお金に惚れたわけではないから、彼も「人として認められた」と、男としての自信が満たされているのでは。世間的にどう言われるかはわかりませんが、自分より格上の女性と結婚できる男性ってすごいですよ。“男たるもの”という無用な呪縛から解放されている人は強いし、それこそ男らしいと思います。
メリット:一般的に、柔軟な考えをもっている男性が多いので、旧態依然とした価値観を押し付けたり、「女性なら、妻ならこうあるべき」というような価値観を押し付けられたりしないので、女性側はのびのびと才能を開花させ、人生を切り開くことができるでしょう。
photo : Getty Images
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PROFILE
川崎貴子/1972年生まれ、埼玉県出身。1997年に働く女性をサポートするための人材コンサルティング会社(株)ジョヤンテを設立。女性誌での執筆活動や講演多数。婚活女性のための勉強会「魔女のサバト」主宰。女性の裏と表を知り尽くし、フォローしてきた女性は2万人以上。「女性マネージメントのプロ」「黒魔女」の異名を取る。10歳と3歳の娘を持つワーキングマザーでもある。著書に『上司の頭はまる見え。』(サンマーク出版)。新刊『愛は技術 何度失敗しても女は幸せになれる。』(KKベストセラーズ)が2015年3月26日(木)に発売予定。現在、恋愛に関するコラム「酒と泪と女と女」をninoyaブログにて執筆中。http://ninoya.co.jp/category/ninoya_log/alcohol_lovers