エル・オンライン流、フランス語レッスン【Vol.3/恋愛の心得】
少しでもフランス語を話せるようになりたい! そう願う読者に向けて、エル・オンライン流のフランス語レッスンをスタート。難しい文法や単語を勉強する、という考えを一度捨てて、すぐに使える簡単フレーズから、知っておいて損はないフランス流のTIPSまで、形から入るフランス語会話術をフランス政府公式機関「アンスティチュ・フランセ東京」の講師陣がポイント解説! 第3回は恋愛編。デートや恋愛シーンで使えるフレーズ満載でお届け。
デートに誘う決まり文句って?
「Si on allait à + 場所」または「Tu ne voudrais pas aller à + 場所」で、「~に行きませんか?」という誘い文句になります。前者はちょっとダイレクトで、後者のほうは「よかったら~に行きませんか?」という少し丁寧な表現になります。
「Si on allait au cinéma(スィ・オン・ナレ・オ・シネマ)?」(映画に行かない?)
「Si on allait au resto ce soir(スィ・オン・ナレ・オ・レスト)?」(食事に行かない?)
親しい間柄で、もっと気軽な表現なら、「場所, + ça te dit?」(~はどう?)という誘い方もあります。
「Un resto, ça te dit(アン・レスト、サ・トゥ・ディ)?」(食事でもどう?)
「Un café, ça te dit(アン・キャフェ、サ・トゥ・ディ)?」(コーヒーでもどう?)
ひと目惚れ=coup de foudre(ク・ドゥ・フードル)をして、知らない人に声を掛けることもあるけれど、その場でいきなりデートに誘うことはあまりなく、まずは少し会話をして連絡先を聞いてから。パーティなどの出会いの場なら、初対面でも積極的に誘うこともあります。もし僕が路上や電車で声を掛けるなら、たとえば電車内で本を読んでいたところに魅力的な女性が現れたとして……、
「Je n'arrive plus à lire mon livre depuis que vous êtes arrivée(ジュ・ナリーヴ・パ・ア・リール・モン・リーヴル・ドゥピュイ・ク・ヴ・ゼット・アリヴェ)」(あなたが現れたおかげで、もう本の内容が頭に入ってきません)
といった感じで声を掛けますね。
「Vous êtes beau(ヴ・ゼット・ボー)」(かっこいいですね ※男性に対して)
「Vous êtes belle(ヴ・ゼット・ベル)」(きれいですね ※女性に対して)
などもありますが、僕からすると直接的すぎてつまらない。気になる人にアプローチするときも、月並みな表現にならないようにちょっとひねるのがフランス流です(笑)。
photo : Getty Images
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今回の講師/Cédric RIVEAU (セドリック・リヴォー)さん/アンスティチュ・フランセ東京専任講師
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アンスティチュ・フランセ東京
フランス政府の公式機関として、初級から上級まで質の高いフランス語講座を提供。フランス語を学ぶだけではなく、随時開催される映画や討論会、アート、食などの文化イベントを通して、最先端のフランス文化や人に出会える交流の場としても大人気。
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