ELLE： この映画によって、心のなかにどんな変化が起こりましたか？
 
MARK： 映画ができあがって、ある程度の達成感はあったけれど、本当の成功は金銭的なものではなくて、多くの人々の心に届き、感動を与えることができたことなんだ。映画が行くところ行くところ、世界中から、今日だってメーン州から映画を見た人が手紙をくれたよ。そのことで自分も大切な人間なんだと思えるようになった。初めて、アーティストたちが自分たちの言葉で人々をインスパイアする意義を理解できたような気がする。この映画で成し遂げたことに満足しているけど、その恩恵はそう長くは続かない。だけど、長い目で見て人々との繋がりができたことは金銭よりもより多くの恩恵を授けてくれると思う。それ以外では屋上生活で私自身の人格に影響しなかったのと同じで、この映画がヒットしたからといって特に変わったことはないよ。