あなたの知らないドラマ「SHERLOCK/シャーロック」の秘密24
ベネディクト・カンバーバッチが主演、斬新な演出とストーリー展開で人気のドラマ「SHERLOCK/シャーロック」。イギリスでは今年の1月1日から待望のシーズン4が放送スタートしまたまた盛り上がるシャーロック熱。このタイミングで、改めてこれまでのエピソードから知られざる24の秘密をピックアップして総まとめ。ドラマラバーもカンバーバッチを愛する人も、あの悪役の隠れファンも要チェック!
1.シーズン1の第1エピソードには幻のパイロット版があった
シャーロックがこの世にデビューすることになった記念すべきシーズン1の第1エピソード「ピンク色の研究」。実は放送された作品とは違う、パイロット版が存在するそう! 放送されたものは90分でパイロット版は60分。実はパイロット版では検死官のモリーの登場は1シーンだけ。プロデューサーのスティーブン・モファットによると「原作に出てこない登場人物はメインキャラクターにしない」というルールを作っていたけれど、モリーを演じたルイーズ・ブリーリーの演技が素晴らしかったためこのルールを破って、彼女の出演シーンを増やしたとか。そして一番の違いは画面上に登場するテキスト。メールやシャーロックの頭の中に浮かぶ言葉が映し出される演出は、パイロット版ではまだ考えられていなかったそう!
2.シャーロックはベネディクト・カンバーバッチ以外にありえなかった
オーディションで抜擢されたベネディクト・カンバーバッチ。でもオーディションを受ける前からプロデューサーのマーク・ゲイティスとスティーブン・モファットは、カンバーバッチに演じてほしいと思っていたそう。きっかけは映画『つぐない』。この作品の演技を見たゲイティスとモファットは「彼こそシャーロック!」とほれこみ、彼にオーディションを受けてくれるように頼んだそう。
3.ベネディクト・カンバーバッチとコナン・ドイルは親戚だった
シャーロック・ホームズの生みの親サー・アーサー・コナン・ドイルとベネディクト・カンバーバッチはなんと血が繋がっていることが明らかに。なんと18番目のいとこ(つまり「またまたまたまた(18回繰り返す)いとこ」)で14世紀の王族、ランカスター公ジョン・オブ・ゴーントを先祖に持つ血筋とか。ここまで来ると親戚というのは難しいけれど……きっとこれも何かの縁。
Text: Yoko Nagasaka Photo: Aflo