英国全裸エリート大学生が闘う“トランプ後”の不寛容な社会
2016/11/15(火)
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Photo : Courtesy of Warwick Rowers

部員が語ったトランプ後の世界への不安

マイケルはトランプ勝利に対しても重大な懸念を語ってれた。「LGBTQコミュニティがストレート・アライズ(LGBTQの人々の権利を守るストレートの人たちの“同盟”行動)の力をここまで必要と主張する事態になったのはこれが初めてです。LGBTQの人々の権利に対する戦いが個人的な関心以上に、正義を信じる力へととって変わったからです。我々のようなストレート・アライズによるサポートがここまで重要なものとなったのは初めてです。私たちのメッセージを伝えるのを手伝ってください。」

Photo : Courtesy of Warwick Rowers

企業や社会で重要な役割につく彼らとっては、世界中に出回る出版物で自分の裸を晒すことはかなりのリスクのはず。将来、部下や市民や家族の目にも触れるかもしれない……そのうえでこの活動を続けているのだ。文面から伝わる必死さは、おそらく今、米国でデモを行っている人々と同じ。経済状態が解消されさえすれば、差別や憎悪犯罪など後回しでいい、むしろ受け入れるほうが論理的だ―――。世界を席巻しているこの雰囲気に危険を感じる人は、彼らの勇気に共感できるはず。

Text : Ryoko Tsukada

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