特集 2016/11/15(火)
早耳調査隊が行く

英国全裸エリート大学生が闘う“トランプ後”の不寛容な社会

英国ウォーリック大学に世界でもっとも有名なボート部がある。毎年、美少年だらけの部員たちが真っ裸になって鍛え上げられた身体を惜しげもなく晒し、それを毎年カレンダーにまでしている通称“ウォーリック・ローワーズ”。学生の乱痴気騒ぎ? それとも悪ふざけ? いいえ、ここにはトランプ大統領後の社会への光明となる、若者の真剣な社会運動があるのです。

今年英語圏の「大国」で思いもよらない選挙結果が出た。ひとつは英国のBrexit=EU離脱、そしてもうひとつは11月のトランプ大統領当選。
 
排外主義、レイシズムや性差別の台頭、つまり、国のリーダーや国民の大多数のマジョリティがそういう決定をしたならば、一般の市民たる自分自身の行為も正当化される。そういったレトリックがまかり通る世の中になってしまった。そんな「不寛容」(イントレランスの「トレランス」というのは、優位に立つマジョリティが耐えがたいけれどこちらのプライドにかけて寛容さをしめしてやる、というかなり高圧的な言葉だ)」な世界のただ中で、それと闘うムーブメントの最前線を追う。そのキーワードは「アライズ」と「安全ピン」。

Text : Ryoko Tsukada

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