心身ともに「アガりたい」ならまず「下がる」こと。疲れた人ほど“グラウンディング”を!
2017/03/03(金)
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“客観視”でニュートラルな状態を知ろう

ボディワークに入る前に、まずは冒頭で話した心身のアップダウンが起きたときの対処法から伝授。

「もし気分が落ちても、その自分を否定して、無理にムチを打ってアガろうとしてはダメ。『あ、自分は疲れてるんだな』と冷静になればいいんです。逆のときも『自分は今すごくアガっているな、楽しんでいるな』と客観視すればいい。客観視できたら、必ず元のニュートラルな状態に戻ってこられるからです」(内田さん)。客観視する習慣で、常に自分の状態を知り、受け入れていくことがリラックスへの第一歩に。

「波打つ生き物である私たちにとって、心身の波が下がることは悪いことではなく、そもそも元気であることを前提としなくていい。ニュートラルな状態を保ちつつ、その波の中立ラインを少しずつ底上げしていければ、それがその人にとって無理のない元気レベルになっていきます。この全体的な元気の底上げのために、リラックス法を学んでいきましょう」(内田さん)

ちなみに、人は下がっているとき、元気になりたくて甘い物やタバコ、お酒が欲しくなりがち。ただしこれらの効果は一時的なもので、結局すぐに下がってしまう。間違った形で上昇すると、その後ガクッと落ち、下降しすぎると今度は戻るときに相当のエネルギーを使うことに。余計に疲れてしまうので、一時的な上昇行為には気を付けて。

  • 内田あや(AYA UCHIDA)
    「Body Tuning ®」 Founder、パーソナルトレーナー。女優やモデル、クリエイター、ファション関係者をはじめ、経営者などのエグゼクティブ、ショーで活躍するニューハーフまでが足繁く通う、ボーダレスかつジェンダレスなスタジオ「as・i ・am/apartment」を東京南青山にて主催。アメリカで学んだNY発ボディワークのジャイロトニック、そしてアジアやヨーロッパを旅して探求するヨガ、タイマッサージ、瞑想、呼吸法などをもとに、しなやかさと強さ、自信とリラックスが共存するカラダを目指す“ボディチューニング”メソッドを考案。各種ワークショップを随時開催。
    http://bodytuning-assoc.com

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