心と体のメンテナンスに! 今すぐ役立つアイディア集Vol.3

心身ともに「アガりたい」ならまず「下がる」こと。疲れた人ほど“グラウンディング”を!

フラジャイルなこの時期の心身コンディションは、傾き切る前に軌道修正するのが正解。第1回目の浄化力、第2回目の直感力に続く、心と体のメンテナンスレッスン最終回では、「ボディチューニング®」ファウンダーでパーソナルトレーナーの内田あやさんが、“グラウンディング”の大切さを指南。頑張り屋さんが不足しがちという“グラウンディング”力を鍛え上げて、とびきりハッピーな明日を迎えない?

人はアップダウンして当たり前

冬開け~春前くらいの季節は、心身のアップダウンが激しい人が多く、それをみんなはネガティブに捉えがち。でも心と体を常に上昇させたいと思うのは、根底に「下がっちゃいけない」という基準が無意識にあるからでは、とパーソナルトレーナーの内田あやさんは話す。

「人の体内には体を一定の状態に保つ機能(恒常性)があり、この機能が体温を調節したり、走った後の呼吸を正常にしてくれます。またプレゼンでいったん緊張しても、しばらくすれば落ち着きますよね。でもこれがうまく機能していないと、ずっとドキドキしたまま戻れなくなり、それが心身のストレスになるんです。私たちはそもそも上下に波打つ生き物なのだから、上昇しなきゃ、上がった状態をキープしなきゃと思うこと自体が無理な話。頑張り屋さんは特に昇ろうとばかりするけど、うまく上がれないのは、下がれていないということ。十分にリラックスできていないから元気になれないままなんです」(内田あやさん)

アップダウンが問題なのではなく、いつも自分のニュートラルな状態に戻れることが大事、という訳。疲れているならまずその状態に気づき、無理にアガろうとせず、どうしたらニュートラルに戻れるかを重視してリラックスに集中すべきだそう。
「仕事から帰宅しても、またすぐ明日のことを考えて緊張してしまいがち。常にオンのモードで、オフに切り替われない。毎日忙しいけどもっと向上して、もっと上昇したいと思う人にとっては、どれだけ自分でリラックスできるスキルがあるかが実はとても重要」(内田さん)

グラウンディングできてこそ、元気になれる

そこで始めたいのが、毎日続けられるような穏やかなストレッチ。このリラックスのための行いを、ボディワークではしっかり地に根付くという意味で“グラウンディング”という。
「ストレッチ、規則正しい生活と食事、疲れたら休むといったベーシックなことが心身の底上げにつながります。飛行機だって、地に足を付けているからこそテイクオフできる。うまく飛躍するために、グラウンディングする力を養いましょう」(内田さん)

大地に根付いた植物が芽を出し始めようとするこの時期は、まさに人間にとってもグラウンディングが力を発揮するシーズンだそう。上がるためには、まずしっかり下がること。早速グラウンディング力をアップするためのメソッドをSTUDY!

  • 内田あや(AYA UCHIDA)
    「Body Tuning ®」 Founder、パーソナルトレーナー。女優やモデル、クリエイター、ファション関係者をはじめ、経営者などのエグゼクティブ、ショーで活躍するニューハーフまでが足繁く通う、ボーダレスかつジェンダレスなスタジオ「as・i ・am/apartment」を東京南青山にて主催。アメリカで学んだNY発ボディワークのジャイロトニック、そしてアジアやヨーロッパを旅して探求するヨガ、タイマッサージ、瞑想、呼吸法などをもとに、しなやかさと強さ、自信とリラックスが共存するカラダを目指す“ボディチューニング”メソッドを考案。各種ワークショップを随時開催。
    http://bodytuning-assoc.com

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