「梅干しを作れるオンナ」になりたい!<赤じその下ごしらえ&本漬け編>
「自家製の梅干し」が作れるなら、それだけでもう「素敵なニッポン女子」と名乗ってOK。UME初心者に贈る梅干しの“いろは”連載もいよいよ佳境の「赤じそのしたごしらえ」、そして「本漬け」へ!
赤じそや梅は空気に触れるとカビが生えやすくなるので、必ず落としぶたをしておくことが重要だ。木製の押しぶただと色が付いてしまうので、ガラスやプラス ティック製などがおすすめ。梅と同じ重さの重石をし、容器のふたをする。さらに、4~5日に一度は容器を傾けて回し、梅酢が全体に回るように気を配る。万が一、梅酢がにごってきたら、カビが生える前兆なので、早めにケアをしよう。まずは梅酢だけを取り出してホーロー鍋で煮たて、完全に冷ましてから、容器に戻し入れればOK。もし、赤じそや梅にカビが生えてしまったら、悔しいけれど、カビが付いた部分は処分するしかない。とにかくカビの発生を抑えるため、赤じそが空気に触れないよう、梅酢に浸しておくことが何よりも大切。こまめなチェックを怠らないで!
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きじま りゅうた/Ryuta Kijima & Great Mama!
料理家。東京 都出身。祖母は料理研究家の村上昭子、母は料理研究家の杵島直美(左)という家庭に育ち、幼い頃から料理に自然と親しむ。男性のリアルな視点から考えた 「若い世代にもムリのない料理」の作り方を提案している。現在は「NHKきょうの料理」などのテレビや雑誌、イベント出演を中心に活動している。著書も多 数。
Instagramで美味しい毎日を発信中! @ryutakijimaきじま家恒例の「梅干し教室」に参加したい人はこちらまで。
photo : Ryuta Kijima