Level #2
好きな芸能人程度のプライベート情報以外は遮断
自分のプライベートをさらけ出さない人は、プロフェッショナルとしての意識が高いことを周囲に対して示すこともできます。ですが、職場環境が比較的フランクで、休憩時間やランチタイムなどは、和やかにプライベートな会話をするような場合、あなただけ孤立感が出てくる可能性はありますから覚悟が必要です。プライバシーは、たとえば、昨日見たテレビが面白くて、そのタレントが好きになった、などといった、さほど守秘の重要性も高くなさそうな個人的な感想などは、その場に和やかさをもたらすし、このようなやりとりで連体感や絆を感じることができ、場に安心感が得られると、より目の前のことに打ち込むことができ、結果として仕事のパフォーマンスが上がることもあるります。プライベートを決して話さない人は、真面目で誠実な人として受け止められる一方、相手に心を許さない頑な印象も与え、「私(たち)はあまり信頼されていないかも」と、不要な疑いや緊張感をもたらすこともあり得ますの。それを回避するためにも、プライベートな会話以外で、柔和で相手が敬意と愛情が感じられる態度やコミュニケーションを心がけると良いでしょう。
Photo: Getty Images Text: You Hirano
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プロフィール:
川畑のぶこ 心理療法家
Endicott College(米)卒後、外資戦略系経営コンサルティング会社、貿易会社勤務を経て、米国で通訳・コーディネーターとして独立。通訳の仕事を通じて心理療法に出会う。その後日本に帰国し、心理療法の啓発・普及に努める。現在、都内を中心とした医療機関でがん患者や家族、またメンタルの問題を抱える人々にカウンセリングを行うほか、医療従事者やセラピスト向けの研修指導を行う。
著書:
・モノを捨てればうまくいく「断捨離のすすめ」(同文舘出版)
・「断捨離」私らしい生き方のすすめ(同文舘出版)
・ガラクタを捨てる生き方(三笠書房)
・怒りをスッキリ整理する(集英社)
・サイモントン療法(同文舘出版)
・「断捨離アンになろう!」(ディスカバー21)
他