Level #1
職場での付き合いは“遠浅型”を心がける
「職場に何を求めるのか」を意識・自覚したうえで、広く浅い人間関係を心がけるのは賢い選択でしょう。もちろん、環境によっては狭く浅くの人もいることでしょう。職場で毎日顔を見合わせる結果、関係が深まっていくことはもちろんありますが、それが目的化されてはいけません。職場は仲良しクラブではありませんし、職場での関係がディープになりすぎて、仕事をしている間のマインドシェアが、同僚のプライベートのことばかりに取られるようになってしまったのなら、本末転倒です。それはプライベートですれば良いこと。職場の人は、家族よりも向き合う時間が長い人も多いと思いますが、ウィークデーの大半を共に費やし、これから何年も、ときとして何十年も続く関係なら、仕事が機能的に運ぶためにも、できるだけ人間関係は波風立てずに、爽やかに、軽やかにいきたいものです。
Photo: Getty Images Text: You Hirano
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プロフィール:
川畑のぶこ 心理療法家
Endicott College(米)卒後、外資戦略系経営コンサルティング会社、貿易会社勤務を経て、米国で通訳・コーディネーターとして独立。通訳の仕事を通じて心理療法に出会う。その後日本に帰国し、心理療法の啓発・普及に努める。現在、都内を中心とした医療機関でがん患者や家族、またメンタルの問題を抱える人々にカウンセリングを行うほか、医療従事者やセラピスト向けの研修指導を行う。
著書:
・モノを捨てればうまくいく「断捨離のすすめ」(同文舘出版)
・「断捨離」私らしい生き方のすすめ(同文舘出版)
・ガラクタを捨てる生き方(三笠書房)
・怒りをスッキリ整理する(集英社)
・サイモントン療法(同文舘出版)
・「断捨離アンになろう!」(ディスカバー21)
他