導かれるように決まった「中目黒カフェ」の出会いと立地
「中目黒カフェ」は、中目黒駅から祐天寺方面に徒歩で10分ほどのところにある、閑静なエリアに立地。元々小さな町工場などが多い地域だそうで、なぜこの場所を選んだのかを井川氏と長坂氏に訊ねると、たまたま幸運が重なったことを教えてくれた。
「元は電機関係の工場だった場所なのですが、たまたまそのオーナーの息子さんと知り合いで、清澄白河店のオープニングの際に来てくださったんです。お父さまがちょうどこの工場をたたもうかどうしようかというタイミングで、以前倉庫だった清澄白河店の新しい姿を見て、父の工場もこんなふうにできたら……とひとり言のようにつぶやいていらっしゃったのを、頭の片隅で覚えていたんです」(井川氏)。
「偶然なのですが、以前向かいの建物にうちの事務所があったので、10年くらい前から気になっていました。昼休みに工場の屋上に上がって休憩している人たちを見て、『いいな、ここが空いたら借りたいなぁ』なんて思っていました。店に面した道路は通勤の人たちの通り道になっているので、十分なトラフィックもある。席も8席しかないので、そんな地元で働く人たちや地域のみなさんが日常のなかでふらりと立ち寄ってくれるようなカフェを想定しています」(長坂氏)
photo : Akinobu Kawabe text : Shiyo Yamashita
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中目黒カフェ
東京都目黒区中目黒3-23-16
営業/8:00~19:00
席数/8席
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