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Photo : Yasuhide Joju

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“強烈な妄想癖”で被害者続出? 「想像できれば現実にできる」

-『ウルヴァリン~』に出たときはVFXが多かったと思うんですが、そういう時のイマジネーションはどうやってふくらませたんですか?

T:みなさんが思っているほど、ずっとグリーンバックで演じることは多くなくて、多くが実物のロケーションでした。でも、妄想癖があるのでそこはカバーできました。

 

-妄想癖ってなんですか!? 何を妄想するんですか?

T:始まったらすごく豊かなんですよ、妄想(笑)。

 

-この人とこの人がくっついたらどうなるとかですか?

T:いやいやいや、そんな他人のことなんか考えてないですよ(笑)。ありもしない争いごとを自分の中で想像しては、涙が出るくらい怒りを感じてみたりとか。

 

-え? ちょっと待って、ちょっと待ってください。その争いごとは実際に起こっていないんですよね?(汗)

T:ええ、起こってないです。でも、もし目の前にいるこの人が、私に対してこんなことを思っていたら……から始まり、その場合、こう言ってくるだろうから、私はこう言い返すだろうなとか。もう、脳内ディベート(笑)。膨らんでいって映画が何本も頭の中で作られてきました。

面倒臭いのはそれを引きずっちゃう事なんです。周りは大変(笑)。 「え? 私、あなたに何かした?」って言われて、「ええ、私の頭の中でね」って……うわっ、迷惑(笑)。普段は何か大げさなことを巻き起こすドラマクイーンではないので、きっとそのフラストレーションをぶつけているんでしょうね。あれ? で、何の話でしたっけ?

 

-(笑)ああ、そうでした。イマジネーションとインスアパの話だったような気がします。

T:想像力って大事なので、夢を叶えた自分をいつも想像することにしています。想像できるんだったら、現実にできると信じています。だからやっていけるのかもしれませんね。

クールなイメージが強い彼女の意外な天然っぷりがそこかしこに見られ、笑いの溢れるインタビューに。でも、志は高く、次の一歩に大きく踏み出しているTAOの女優として、モデルとしての将来に期待!

  • 連続ドラマW 「血の轍(わだち)」

    ベストセラー「震える牛」に続く、相場英雄の硬派なサスペンス小説のドラマ化。“刑事 VS 公安”それぞれの正義と組織の間でもがく人間を描く群像ドラマ。舞台は刑事部と公安部が陰に陽に対立する警察組織。かつて兄弟のように力を合わせて事件に挑んでいた2人の刑事、兎沢(谷原章介)と志水(原田泰造)も、ある悲しい事件をきっかけに対立し始める。刑事部の兎沢は大きな悲しみを背負い、公安への憎悪を膨らませ、警視庁特殊捜査班・坂上(TAO)のサポートにより捜査に挑む。いっぽう公安部に移った志水は、自分の正義を信じ突き進むが、そこにあったのは自分の信じた道すら疑う驚愕の真実だった……。

    2014年1月19日(日)スタート(全4話)[第1話無料放送] 毎週日曜夜10:00

    原作:相場英雄「血の轍」(幻冬舎刊)
    脚本:篠﨑絵里子(連続ドラマW「震える牛」)
    監督:小林義則(「アンフェア」)
    音楽:羽岡佳(連続ドラマW「震える牛」)
    出演:谷原章介 原田泰造 TAO ・ 高嶋政伸 他
    製作:WOWOW 共同テレビ

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STYLING:Tsuyoshi Kurata(AVGVST)
HAIR&MAKE UP:Emi Ohara for VAN COUNCIL (DONNA)

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