インタビュー 2014/1/28(火)
よしひろまさみちの“人生、映画でヨシ!”

比類なきバブル男を熱演! レオナルド・ディカプリオに直撃インタビュー

昨年12月の休業宣言後に、ゴールデン・グローブ賞のミュージカル/コメディ部門主演男優賞を受賞、映画賞の本丸アカデミー賞でも主演男優賞候補入りを果たしたレオナルド・ディカプリオ。「休業宣言撤回しないとまずいんでね?」的な流れになってきているレオさんに単独インタビュー、渦中の傑作『ウルフ・オブ・ウォールストリート』のこと、聞いてきちゃいました!

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photo : Getty Images

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「面白い映画は、信じられないほど酷いヤツを扱っているものが多いんだよね(笑)」

「脚本の元になった原作が、これ以上ないほど赤裸々に描かれたもので、僕が演じる株式ブローカー、ジョーダン・ベルフォートが関わって引き起こしたウォールストリートでの悪行、愚行のすべてを隠さず暴露しているんだ。それがこのストーリーの魅力で、彼の正直さ、彼が恥も外聞もなくはき出したハチャメチャの全てに惹かれたんだよね」
 
そう、この映画の原作を書いたジョーダン・ベルフォートって男はとんでもない男で、詐欺まがいの投資ブローカーで一山当てたといういわく付き。いっちゃーバブルな数年を過ごした後、その悪行が暴かれて刑務所に入ったのよ。でも、懲りないのよね~。ム所から出てこの原作で自分のハチャメチャ人生を回想録にまとめたんだから。今じゃ、コンサルや講演会をして、また一儲けしてるっていうんだから、比類なきアホ男。「そういう特異なキャラだからやりたかったんだよ」とレオさん。
 
「この映画で描いているのは、彼の人生のなかでももっとも暗黒な恥部で、我々が想像できる人間の罪の全てを犯し、その結果、影響は自分だけではなく彼の周辺の人たちに及んでしまってるって話。今までも素晴らしく面白い映画は、往々にして信じられないような酷いヤツを扱っているものが多いんだよね(笑)。憎むべきヤツほど僕らから見ると実に魅惑的で興味をそそるんだよ。彼の描いている世界は喜劇的なんだけど、ダークコメディ。あの頃の彼に関わっていた人たちは、皆人生最高のぶっ飛んだ時を過ごしていたんだと思う。結果的には、みんなそれなりの代償を払わなければならなくなる訳だけどね」

  • 『ウルフ・オブ・ウォールストリート』
    巨匠マーティン・スコセッシ監督×レオナルド・ディカプリオの5度目のコンビ作。ウォール街で“狼”と呼ばれた実在の株式ブローカー、ジョーダン・ベルフォートの波乱万丈の半生を映画化。斬新なアイディアと巧みなセールストークを武器に20代で証券会社を設立、またたく間に億万長者に成り上がったベルフォート。ドラッグとセックスと豪遊に明け暮れるクレイジーな日々を送っていたが、証券詐欺の違法行為で逮捕されてしまう。
     
    監督/マーティン・スコセッシ
    出演/レオナルド・ディカプリオ、ジョナ・ヒル、マーゴット・ロビー
    配給/パラマウント ピクチャーズ ジャパン
    公式サイト/http://www.wolfofwallstreet.jp/
    2014年1月31日(金)~、全国公開

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text : Masamichi Yoshihiro

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