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Photo : Yasuhide Joju

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「自分は醜い」。モデルになって初めて他の子と同じになれた

-女優もモデルも求められる存在であるためには、チャンス手に入れないといけないですよね。何かチャンスをモノにするためのラッキーチャームみたいなものってありましたか?

T:う~ん、モノっていうと思いつかないですけど、『ウルヴァリン~』で選ばれた理由には私の身長が高かったということがあると思います。それはモデルであることにも役立ったわけですけど、持って生まれたものに感謝したいです。

小さい頃には身長が高いことがコンプレックスで、なるべく目立ちたくなかったんです。背が高いことが醜いこととして扱われてから、ずっとコンプレックスでした。特に、私が思春期の頃って、(背の)低い女性がアイドルとして人気だったりして、“ミクロ女子”がブームだったんです。だから余計に「自分は醜い」と思っていました。男の子より背が高いと言われることが本当にイヤで……。でも、モデルを始めてやっと他の女の子たちと同じスタートラインに立てたような気がしました。そこから逆に目立つことに快感を覚えたりしていくんですけど(笑)。

 

-でも他のインタビューなど拝見していると、身長以前に、好奇心がたくさんある印象が強かったのですが?

T:いや、私はもっと好奇心がないといけないなと思うくらい、つまみ食いが多くて……。いろいろなことを多く、深く知っている人に憧れています。頭が悪く見られたくないので、もしかしたら知っている風の物言いをしていたのかもしれませんけど(笑)。

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  • 連続ドラマW 「血の轍(わだち)」

    ベストセラー「震える牛」に続く、相場英雄の硬派なサスペンス小説のドラマ化。“刑事 VS 公安”それぞれの正義と組織の間でもがく人間を描く群像ドラマ。舞台は刑事部と公安部が陰に陽に対立する警察組織。かつて兄弟のように力を合わせて事件に挑んでいた2人の刑事、兎沢(谷原章介)と志水(原田泰造)も、ある悲しい事件をきっかけに対立し始める。刑事部の兎沢は大きな悲しみを背負い、公安への憎悪を膨らませ、警視庁特殊捜査班・坂上(TAO)のサポートにより捜査に挑む。いっぽう公安部に移った志水は、自分の正義を信じ突き進むが、そこにあったのは自分の信じた道すら疑う驚愕の真実だった……。

    2014年1月19日(日)スタート(全4話)[第1話無料放送] 毎週日曜夜10:00

    原作:相場英雄「血の轍」(幻冬舎刊)
    脚本:篠﨑絵里子(連続ドラマW「震える牛」)
    監督:小林義則(「アンフェア」)
    音楽:羽岡佳(連続ドラマW「震える牛」)
    出演:谷原章介 原田泰造 TAO ・ 高嶋政伸 他
    製作:WOWOW 共同テレビ

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STYLING:Tsuyoshi Kurata(AVGVST)
HAIR&MAKE UP:Emi Ohara for VAN COUNCIL (DONNA)

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