特集
2017/11/24(金)

金曜日の毒母たちへvol.3―――ブリジット・バルドー、無邪気に息子を捨てたセックスシンボル

仏を代表するセックスシンボルでもある女優、ブリジット・バルドーが実の息子に訴えられたことは知る人も多い。ただの告白本が自らが産んだ子の憎しみを引きだしてしまった悲劇の背後には、母になることを頑なに拒否したバルドー自身の、子供のまま母親になってしまった哀しいまでの無邪気さがあった。

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いつでも男性に愛される存在であろうとしたブリジット。

Photo: Aflo

「どっちでもいいわ、見たくもない」

当時の慣例に従って鎮痛薬などは処方されず、BBは激しい痛みに耐えなければならなかった。やっと分娩したときは疲れ果てていて、男の子だとわかっても「どっちでもいいわ、見たくもない」と助産婦に言い放った。

子供はニコラと名付けられた。ニコラと母親は最初からうまくいかなかった。腕に抱かれると火が付いたように泣きだしたので、すぐに乳母に預けられ、BBはまた以前の生活に戻った。マスコミの寵児として華やかに毎日を過ごし、気ままに恋愛する生活だ。

Original Text: FLORENCETRÈDEZ  Text: IZUMI MATSUURA

  • エル・ジャポン12月号 

    あの女優がDV加害者だった!? 12月号『エル・ジャポン』ではジョーン・クロフォードほか、ブリジット・バルドー、マレーネ・ディートリヒといった“毒母女優”の生々しい不都合な真実を掲載。 
     

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